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通り抜け動線のメリットとデメリット
先週はお客様のお家完成見学会を開催させていただきました。
快くご協力いただきましたオーナー様、そしてご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
実は9月から完成見学会や家づくりセミナーが続き、忙しくさせていただいており、私にだけ1日30時間くらいあればいいのに・・・(私にだけっていうのがポイントです笑)と思っている稲岡です
というわけで、考え事も多くて。←これ、言い訳です笑
先日、帰省していた娘を送っていく時に、名阪国道を天理インターで降りるつもりだったのに、そのまま進んでしまい、車のETCカードのアナウンスから「ETCカードが入っていません!」と叱られ、ビックリしてめちゃめちゃ焦って、隣に乗っていた娘に「後ろのカバンから財布とってーーーー」と車の中で叫んだ稲岡です( ̄▽ ̄)
慌ててETCカードを入れて、無事に西名阪に乗りましたが、いや~時間とお金の無駄遣いをしてしまって、凹みましたよ~。
さて、本題です!今日は通り抜け動線について。
特に最近ご要望が増えてきた通り抜け動線についてのメリットとデメリットをお伝えさせていただきます。
ご要望に多いのが
玄関横のシューズクローゼットなのですが、
シューズクローゼットを作ると、そこからパントリーなりリビングなりへ通り抜ける動線づくりをしたくなりますね。
家族が日常的に出入りするところを玄関と分けることで、家族の靴が散乱することなくいつもスッキリとした玄関に出来そうです。
ただ、この作り方にもデメリットがあります。
まず、シューズクローゼットの棚の作り方によっては、
そこから上がる幅が狭くなり、上がり降りがしづらい、という事。
棚だけじゃなく、コートハンガーなどをこの場所に作ることになるかと思いますが
それも場合によっては冬のかさばるアウターなど家族分吊っていると
結構幅を取ります。
それがじゃまで上り下りしづらくなってしまいます。
そして、「思ったより荷物が置けない」
と感じることになると思います。
極端な事をいうと、出入口が一つだと壁の3面収納できるのに対して
出入口が2つだと収納面は2面になりますし、
通り抜けなければいけないので、真ん中にもそれなりの空間が必要になります。
ですので、見た目の広さの割には収納量が結構減ってしまうんです。
収納量とコスト面を考えると通り抜けをやめて収納スペースにした方が
床面積が小さくなりますし、使いやすい収納になります。
よっぽど広い家でない限りは玄関からまわっていったとしても
そんなに大変ではないのではないかな?とも思います。
ただ、じゃあ通り抜け動線はダメかというとそういう事ではなく
それはご自身やご家族の荷物の量や暮らし方によるので
どれくらいの荷物があるのかと
暮らし方を想像して、考えてみていただけたらと思います。
ちなみに写真のお家は
玄関からシューズクローク、そこからパントリーに上がり、キッチンへつながります。
シューズクロークとパントリーの収納が減ることは承知の上で
この間取りにされました。
メリットとデメリットをご理解されたうえで
お決め頂けたらと思います(^_-)-☆