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家づくりの正解とは?
「キリム」ってご存じですか?
トルコやイランや中央アジアの遊牧民が
生活の中で使ってきた織物です。
遊牧民は移動した先でテントを張って家にするので
キリムは床に敷いたり
テントの扉代わりにしたり
袋にしてラクダにつけて荷物を運んだり
色々な使い方をしています。
持ち運びやすく扱いやすいように
絨毯織りではなく「平織」という織り方をしています。
男たちが羊を飼い
女が糸を紡いで染めて織り上げます。
そのキリムはお嫁入り道具として女の子が持っていくので
子どものころから祖母や母にキリムを習い始め
自分のお嫁入り道具を織り始めます。
模様には様々な意味があって
自分の幸せや
家族の幸せ、繁栄を意味していて
願いを込めて模様を組み合わせていきます。
工芸品としてのキリム織りもありますが
もともとはこうした遊牧民の伝統織物で生活で使うもの。
なので、
緻密に仕上げられるイラン(ペルシャ)の絨毯と違って
とてもおおらかで
糸が足りなくなったら急に色が変わっていたり
左右対称じゃなかったり
間違いもサラッとごまかし
隙間に好きな紋様をちょっと入れてみたり
そんなおおらかさが
私はとても好きで
民芸品の中ではキリムが一番好きです。
好きすぎて私も織っています笑。
長っ笑。
というわけで(どういうわけ?笑)
本日のブログは「おおらかさ」を少し取り入れてみませんか?
のお話です。
家づくりを始めようとすると
「色々難しすぎる!」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
昔は大工さんにお任せだったと思いますが
今は自分たちで住宅会社を探して決める時代。
性能は?
耐震は?
仕様は?
素材は?
金額は?
ローンは?
失敗したくないから
どれもこれもしっかり勉強しないと…
はい、わからないことが多すぎて
不安ですよね。
この
「失敗したくない」
は、家づくりがスタートしてからも
色々な場面で出てきます。
ワクワクと同時に「失敗しないか不安」の気持ちが出てくる。
わかります。
私だってそうですから。
ただ、全てにおいて細かく決めすぎてしまうと
逆に暮らしにくくなってしまうこともあります。
例えば収納について
年数がたつと
暮らしは変化します。
子ども達の年齢によって持ち物は変わりますし
自分たちの趣味もかわりますし
もしかしたら仕事も変わるかもしれない。
あちこちに数センチ単位で細かく棚を作り込んでしまうと
持ち物が変化した時に対応できなくなってしまうかもしれません。
自分たちの暮らしが変わらなくても
「物」自体が変わってしまうこともあります。
例えばテレビやパソコンが薄型になったのって
2000年代頃から。
それまでは大きなブラウン管だったんですよね。
それを置くには奥行きが必要だったんです。
今はスマホやタブレットがメインで
パソコンを持たない家庭も多いですよね→置き場所なんていらない。
これは極端な話ですが。
「100%完璧の状態で完成さないと!」
ではなく
「家は建ててから暮らしに合わせて育てていくもの」
と少しおおらかな気持ちになって
家に余裕というか余白をつくると
住んでみてからの暮らし方に合わせていけるのではないでしょうか。
とはいえ
間取りや窓のつくり方には
ぜひこだわっていただきたい!
窓はたくさん作ればいいというものではないですし
周囲からどう見えるのか
光はどこから
どんな光がどう入るのか。
しっかり考えた設計がいいですね!