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どうしよう!図面を見ると収納が足りないかも!

なんだかバタバタと忙しくしているうちに7月になってしまっていました(^^;)

ブログもすっかり久しぶりで・・・

バタバタの要因はいろいろあるのですが、一番は「パソコンが突然壊れた」ことです泣
営業所のお引越しによってミーティングルームと事務所が別室になったので
お客様に図面を見ていただく際のCADソフトをミーティングルームでも見れるようにとノートパソコンにインストールしようとしたのですが、どうもうまくいかず
そうこうしているうちに起動しなくなり
なんと、OSの再インストールすらできなくなってしまったんです。

お客様へのプレゼンの日が迫っているので急遽新しいPCを購入し、
Windows11用のCADソフトを新しく用意したり・・・
とこの一連の作業(インストールやら、原因を調べたり、メーカーに問い合わせたり、CADソフトのメーカーにも問い合わせたり)に、他の仕事をしながらではありましたが、3~4日取られてしまい、
凹むはイライラするわ(笑)で・・・
そこにプライベートでも色々あって(こちらは詳しくは7月号のニュースレターに書いてますが、また機会があればここにも書きますね!いや、愚痴になるのでやめよかな笑)

やっと落ち着いた稲岡です。

さて、そんなわけで弊社では図面はプリントアウトされた紙ベースだけでなく
CADソフトを使って3Dでも見ていただくようにしているのですが
平面図って見るの難しいんですよね・・・

間取りを上から見るわけですが、
実はこの平面図だけを見ていると
部屋や収納が狭いような気がして
というより収納に至っては足りていない気もしてきて
大きくしがちで、
結果、家のコストが上がりやすくなります。

これで大丈夫なのだろうか、狭くないのではないか
と不安になるからなんですね。

収納については
「とにかく収納を多く」というご要望がほとんどの方から聞かれます。

ただ実は収納を増やしたらそれに比例して収納力があがるわけではなく
でもコストは上がってしまうんです。

ここで考えてみていただきたいのは
平面図で見ている収納は「床の広さ」だということです。
でも収納って、床に置くわけではなく壁に設置した棚に置くわけですので
実は
「床の広さよりも壁の広さ」に影響します。

例えば幅と奥行きが91cm×91cmの収納と
幅を2倍にして奥行きを半分にした182cm×45.5cmの収納では
床の広さは同じですがそこにおける分量は棚の数が同じだとすると2倍違ってきます。

実際、布団以外の物にはそんなに深い奥行きの棚は必要ないですし。
奥行きの深い棚は奥の物が取り出し辛く、使い辛いですしね。

というわけで、収納を増やしたいと思う場合は
床面積を広げるのではなく、壁を増やすことを考えてみていただければと思います。

回遊動線は?

もうひとつ、最近人気があるのが「回遊動線」です。
例えば玄関からリビングダイニングへ行けるだけでなく
玄関→収納→キッチン

収納→・洗面脱衣→LDK→収納
などのように家の中をぐるぐると回れる動線の事です。

これは便利である一方、
収納量が減ってしまいます。

収納の中を通り抜けられるという事は収納の中に通路(廊下)が出来てしまうという事になります。
そしてドアを2つつけることになり、スイッチも2ヶ所つけることになるので
その面の壁には収納できなくなり
収納力が落ちてコストは上がることになります。

収納だけでなく、通り抜け動線は共通してドアやスイッチが2カ所になるので
コストは上がります。

もちろん、通り抜けが出来ることによって動線がすごく良くなって
家事や暮らしが楽になるのであれば
それは大きなメリットですし、
実際弊社でもこの通り抜け動線はご要望が多く、そのようなお家をたくさん建てさせていただいています。

ただ、メリットばかりに目が行きがちですが
・ドアやスイッチが増える→コストアップ
・通路が増える
・収納が減る(通り抜けるための通路部分には物が置けない)
というデメリットも知っておいてくださいね!