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図面だけで決めると後悔するかも

「茶綿の種まき」その後です。
ネットで見ると、ある程度大きくなったら間引きをしないといけないとのことで、
先日間引きしました。

間引いたものは植え替えても育たないそうですが、一応花壇に植えてみました。
でもこれは数日後には予想通りしぼんでしまっていました。
そしてプランターで間引き後残した方はすくすく育ってます・・・・と言いたいところですが、
なんと1本は引っこ抜かれていて、もう1本は折れていて、
かろうじて2本は無事でしたが心なしか元気がないような・・・
引っこ抜かれていたり折れていたりの様子をみると、
何か小動物、もしくは鳥にやられたのかもしれません。泣
何とか育ってほしい・・・とりあえず軒下の壁横に移動させました。

なかなか難しいです・・・

さて、本日の内容は前回の続きと言いますか
図面を見る時の注意点といいますか。

家の間取りを考える時、つい動線や広さばかりに気を取られがちなのですが
実は結構大切な事は周囲の環境について考慮する事だったりします。

ほとんどの場合
周囲に何もない場所にポツンと家を建てるわけではなく
基本的には家や道路に囲まれた環境だからです。

ですので本来は近隣との兼ね合いを考えながら
間取りを考えないといけないのですが
これを怠ると暮らし辛くなったり思わぬコストがかかってしまったりします。

例えば南向きの土地に建てる時
出来るだけすべての部屋を南向きに作ろうとするのが一般的ですが
その家で実際に暮らした時にどんなふうに暮らせそうでしょうか。

例えばリビングは
道を行き交う人や車から丸見えになってしまうため
カーテン必須になります。
その結果、奥の方のキッチンなどにはほとんど光がとどかず
日中でもずっと照明なしではいられなくなりそうです。

また、リビングから続くウッドデッキを作ったとしても
道路から丸見えでは落ち着いてバーベキューなどが楽しめるでしょうか。
椅子を出してくつろげるでしょうか。

このように南向きの土地に建つ家の多くはプライバシー性が低くなってしまい
同時に防犯性も悪くなってしまいます。

なぜ防犯性が悪くなるかというと
窓を見ると間取りが分かってしまうから、
さらに夜だと電気がついているかいないかでどの部屋に人がいるかまで分かってしまうからです。

南向きの土地でこのような設計をしてしまった場合
外構工事に想定外のコストをかけてこれらを回避するような方法をとらないといけなくなります。
目隠しの塀や植栽を設置したり、防犯対策をしたり・・・

そしてもし日当たりが悪い土地でも
南向きにリビングを作るのが当たり前だと配置してしまうと
前に建つ家によって光が遮断され、窓から充分な光が入ってこなくなります。
そして前に建つ家の裏側を毎日見ながら過ごすことになり
それって決して窓からの眺めが良い とは言えないですよね。
勝手口やゴミ箱、給湯器や室外機などが裏側には置いてあることがおおいからです。

本来、
日当たりが悪い土地では前に建つ家に隣接した場所にリビングなどを配置するべきではないんですよね。

でも現実は、そのような配置になっているお家が多くあり
でもそれらは平面図だけを見ていても気付かないので
動線や広さばかりに気を取られて
いざ住んでみたら、不快な思いをすることになってしまいます。

ですので
家の間取りを考える際には
必ず周りの環境を想像しつつ、実際にその家に立ったつもりで
周りから自分の家がどう見えるのか
まだ自分の家から周りがどう見えるのか
それらを想像してみていただければと思います。

決して平面図上でだけ考えるのではなく、です。

ぜひ参考にしてくださいね!