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予算オーバーになってしまう要因とは?

最近、土日は来客やお客様とショールームへ行ったり、オーナー様宅へメンテにお伺いしたり・・・とバタバタしている川森建築です(^_^;)
ありがたいことにお問い合わせ等もチラホラ頂いておりますが、「土日がご希望」の方が多く、なんせ小さな工務店ですのでお一組様ずつしかご対応させていただけず、ご迷惑をおかけしております。何卒ご理解いただけますと幸いです。
さて、そんな先週末・・・伊賀市にて地鎮祭を執り行いました!
当日は・・・・「雨!!!」「風!!!」
大変な日になりましたが、
実は雨の地鎮祭ってとっても縁起がいいと言われています(^_-)-☆
「雨降って地固まる」という言葉もありますね(*^^*)
それだけではなく、
「生活に不可欠な水に恵まれる」
「雨水にあたると家が火事にならない」
などと言われているそうですよ♪
風も
「不浄やけがれを吹き飛ばす」という縁起物なんだそうです♥
というわけで、ご参加の皆様は大変でしたが💦
良い始まりの日となったわけですね\(^o^)/

さて、お施主様はとても若いご夫婦ですが、
ご予算をしっかりと考えて
オーバーしないよう、でもご職業に関してのご要望も入れつつ
なおかつカッコイイお家目指してあれこれ考えていらっしゃいます!

では予算オーバーになりがちな原因とは・・・?

多くの方はお家づくりを考え始めた時、
お家の基準を「坪数」で判断されると思います。
その「坪数の基準」でお家づくりを始めると予算オーバーになりやすくなります。

なぜなのか・・・

理由は単純で、家は面積が大きくなればなるほど
それに連動して高くなっていくからです。

そして家の面積が大きくなると、
光熱費、固定資産税、メンテナンス費(外壁塗り替えや内装メンテなど)、改築費、外構費用・・・等も高くなりがちです。

ですので出来るだけミニマムなお家を建てることが
建てた後も安心して暮らしていけることになるわけですが

もちろんストレスなく楽しく暮らすためには
ただ単にミニマムにすればよいというわけではなく
合理的に無駄を削ることが大切です。

ではどうやって無駄を削るか。

もしも、お家の面積を5坪(10帖)削ることが出来れば
かなりの価格が違ってくるのですが、
実は10帖分の面積を減らすことはそう難しい事ではないんです。
もちろん、ご要望やご家族構成やお住まい方によりますが・・

例えば「廊下」は
「廊下〇〇帖欲しい」と要望したわけではないのに
案外できてしまいます。
ですので出来るだけ廊下を作らないように設計することで、
合理的な面積カットが可能になります。

そして例えば平屋を建てた場合、全ての部屋と収納が1階にあるので、
2階建てで当たり前だった事を無くしたり減らしたりすることが出来ます。

まず、「和室」
寝室と子供部屋が2階にあると、
子供さんが小さい間欲しくなってしまいますし
親御さんが泊りに来るときの部屋が欲しい
自分たちの老後、階段の上り下りが不便になった時に欲しい
というわけで和室が欲しくなってしまいます。

でももし平屋にできたら
寝室も子供部屋も1階にあるので、
お子様が小さい間もご自分たちの老後も不自由なく使えるので
和室は必要なくなりますね。
親御さんが泊りに来るときも
親御さんが泊りに来るときってお子さんが小さい間だけなので、
子供さんは小さいうちは自分の部屋で寝ないでしょうから、
使っていない子供部屋で寝てもらうこともできますね!

また、寝室や子供部屋の広さについても、
考え方によっては減らすことができます。

寝室は文字通り「寝るだけの部屋」と考えると、そして昔のようにタンスやドレッサーを置くこともないので
そんなに広い部屋は必要でしょうか。

子供部屋もムダに広くする必要はないと思いませんか?
子供さんはいずれ巣立っていくので、
そうなった時に広い子供部屋は持て余さないでしょうか。
実際に今、あなたが子どもの頃使っていた部屋はご実家でどう使われているでしょうか・・・

このようにしてお家の面積を減らしていくことが可能になります。

もちろん、予算の範囲内で和室も作れて寝室や子供部屋が広く作れるのであれば、それは全然問題ないと思います。

ただ、もし、少しでもお家にかける予算を圧縮して
その分、将来のお子様の教育資金や老後資金に備えたり
また、趣味や家族旅行などのレジャー費用として使ったりしたい!ということであれば、

「〇〇坪くらいの家が欲しい」
という価値観ではないお家づくりの進め方を考えてみられてはと思います。

家は大きいから住みやすい、というわけでもなく
小さいから住みにくい というわけではないですから。