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日当たりの良さと光の種類について

今日は寒いですね。そろそろ雪が降りそうな寒さになってきました。
この時期、やっぱり家の中に太陽の光と暖かさが欲しくなります。
実は私の家には「庭」がないので、植物といえば観葉植物しか育てることが出来ないのですが、それが不満というわけではなく、虫嫌い且つお庭のお手入れをする時間がない私にとっては、個人的にはどちらかというと有難かったりします(笑)
ただ、何度か書いていますが、世の中の観葉植物ブームに乗っかるかのように、我が家にも観葉植物が数鉢あります。
観葉植物とは言えども、植物は植物ですので、やっぱり光は必要で、そういう意味では、うちの観葉植物を置いている場所的には、植物たちに全然優しくない環境下で育ててしまっていて・・・

弊社でご提案させていただいているシンプルノートの家だと、リビングで素敵に観葉植物を育てられるな~と完成現場を見るたびに羨ましく思っている稲岡です。

そうなんです、シンプルノートの家の間取りって観葉植物を置くのにも最適なリビングなんですよ~\(^o^)/

さて、前回、土地に合わせて家を建ててムダな余白を作らない事が、外構工事予算を大きくオーバーしないために必要だと書かせていただいたのですが、
実は、これはそんなに簡単な事ではありません。

それは、出来るだけ余白を作らないように家を建てようと思うと、土地の日当たりの良し悪しや周辺環境に関係なく建物を配置してしまう事になるからです。

ということは、日当たりが悪い場所に部屋が配置されても良い事にしないと、
これは難しいという事ですよね。

例えば敷地のすぐ南側に家が建っている場合、真夏以外はその敷地には日陰が出来ることになります。
(真夏は太陽の位置が高いので日陰はできにくいのですが)

というわけで一般的にはその日陰になる部分をさけて家を配置することになります。
そして出来るだけ居室をすべて南側に配置しようとします。

そうなると2階建てにせざるを得ず
その結果、敷地に余白が出来てしまいますよね。

でも、ここで一度考えてみていただきたいことは

「本当にすべての居室の日当たりを良くしないといけないのか?」

ということです。

まず寝室ですが、
昼間のほとんどの時間をリビングなどで過ごし、夜にしか寝室を使わないのであれば、太陽が昇っている時間にはほとんどそこにいないという事になります。
それなりに明るくしたいかもしれませんが、日中にたっぷりと太陽光が入る南に配置しなくても良いのではないでしょうか。

そして子供部屋はどうでしょうか。
平日の昼間は学校に行っているし
土日も部活だったり遊びに行ったり、
家にいても自分の部屋ではなくリビングで過ごすことが多くないでしょうか。
まして小さい間はほとんど親と一緒にリビングで過ごしますよね。

受験期だとしても、南からの太陽光がたっぷり入る部屋でなくても
良いかもしれません。
もしかしたらかえって勉強に集中しにくいかもしれませんし。

ここで知っておいていただきたいのは
「光は直射日光だけじゃない」ということです。

北の窓からだって、確かに直射日光は入りませんが、光が入らないわけではありません。
眩しいほどの光でなくても、日中安定的に光は差し込んでくれます。

弊社では室内の壁紙は模様があまりない、凹凸の出来るだけ少ない白い壁紙をご提案させていただいておりますが、その理由は、室内に入ってきた光を反射させて家の中に拡散させるためです。
光は何かに反射して拡散するので、反射光を利用して室内を明るくしたいという意図があるからです。

ただ、カーテンを閉めてしまうと光が入ってきませんので
そうなると、この効果もほとんどなくなってしまいます。
カーテンを付けないくてよい窓をつくることが出来れば
ちゃんと光は入ってくる ということなんです。

間取りを決める前に
このような光の種類(直射日光と反射光)と、部屋の使い方を理解しておけば、どの部屋にどちらの光が必要かがわかるので、部屋の配置に随分柔軟性を持たせらるようになりますね!

これらを踏まえて
その土地の日なたと日陰をうまく利用することで、敷地を有効活用できるようになります。
余計な余白を作ることなく間取りを配置出来れば外構コストを抑えることが出来ますし、それと共に1階が大きくなれば(もしくは平屋にできれば)暮らしやすさも向上しますし、老後も安心です。

せひ、この光の種類を知っておいてくださいね(^_-)、