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住宅ローンの今後

先日お引渡しを終えたお家です。
この季節は大きな開口の窓からたっぷりと太陽の光が入り込んで、
とても居心地良さそうなリビング!
羨ましい稲岡です(^^;)

さて、今日は住宅ローンについて考えてみたいと思います。

ここ最近、住宅ローン金利の話題がニュースやインターネット等でもよく取り上げられていますね。

歯止めが聞かないインフレを抑えるためにとんでもないスピードで利上げを実行時、金融引き締めを実行しているアメリカは、住宅ローン金利が7%超に到達したと少し前のニュースでも報じられていました。

日本はというと
物価は着々と上がっている中、利上げには中々踏み込めず、
住宅ローン金利も今のところはほぼ変わっていいません。

長期金利の上限の引き上げはしたものの
金融緩和政策の継続は変わらず
金利はほぼ上がっていないのですが

日本同様にマイナス金利を適用してきたスイスも
大幅な利上げをしましたし
ヨーロッパの中央銀行も利上げをしそうなことなどを踏まえると
今後日本にも利上げの圧力がかかってくるかもしれないですよね。

今のところ日本では住宅ローンを借りる際、
ほとんどの方が変動金利を選ばれています。

国土交通省が2023年3月に発表した、2021年度に新規貸出額に対する変動金利の割合は、76%だったそうです。
変動金利と固定金利(全期間固定)の金利差が1%くらいであることと、何年も金利の上昇がなかったこと、これからもなさそうだと予想されている事からだと思います。

ただ、
今から家づくりを考えられる方は
固定金利についても視野に入れられてみてはどうかなと感じます。

利上げは
変動金利よりも先に固定金利(全期間固定)の方が金利があがるので
変動金利が上がりだすころには固定金利はすでに上がってしまっている ということになるため
変動金利が上がってから固定に借り換えるのでは遅いからです。

ただ
全期間固定金利は変動金利に比べて、今のところは1%ほど金利が高いので
同じ返済額で試算すると借入額がかなり減ってしまいます。

例えば
返済額8万円で試算してみると
変動金利、仮に0.6%で試算した場合、3029万円の借入額になりますが
固定金利、仮に1.5%で試算した場合、2612万円の借入額になり、
417万円も少なくなってしまいます。

そして全期間固定金利を選んだ場合、融資手数料も余分にかかってくるのでさらに減ってしまいます。

もしも家を建てるにあたって自己資金がまったくない という場合には
例えば実家に土地があるのであればそこに建てる、なども検討していただいて
少しでも負担を減らせるように考える必要が出てきます。

また、返済年数を35年ではなく40年に延ばすという事も
検討した方がよいかもしれません。

ただ、今のところは変動の金利はかなり低く
これはまだしばらく続くという見解を出している専門家もおりますし
結局のところ先の事は誰にも分らないので
なかなか見極めが難しいところですが
今まで「変動金利」しか考えていなかった方も
一度「固定金利」も検討されてみてもよいかもしれませんね!