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ベースカラーに白をオススメしている理由

弊社では、「白」をベースカラーにすることをオススメしているのですが、「白」=「汚れが心配」というイメージから躊躇する方も多いかと思います。

そこで今日はなぜ「白」をオススメしているかについてお伝えしたいと思います。

「白」には「熱を吸収しにくく」「光を反射しやすい」という特徴があります。
外壁に白を使うと家の中が暑くなりにくいので
中庭をつくることが多い弊社のプランでは
中庭部分の外壁には「白」を採用しています。

また、光を反射しやすいため、室内の壁と天井に白を使うと
光が家全体に拡散しやすく
家の中が明るくなりやすいんです。

ただ
もちろん単に白い外壁にすれば快適性が増すわけではなく
良い断熱材を使う という合わせ技も大切ですし
室内に関してもただ単に白い壁と天井にすればそれだけで良いというわけではありません。

家の中の明るさは、一般的には土地の条件や周辺環境に左右されるのですが
どんな土地でも明るい家にするためには

「カーテンがいらない家にする」

ということがとても大切になります。
白い壁や天井にして、光を拡散させるためには
そもそも家の中に光を入れないといけません。
そのために「窓」があるわけですが
設計の際に気を付けないといけないのがこの「窓」の作り方です。

明るい家にしたいからとたくさん窓をつくったとしても
常にカーテンを閉めっぱなしにしている窓では
充分な光が家の中に入ってきません。

ですので弊社でご提案しているシンプルノートの家では
基本、カーテンがいらない窓しか作らないような設計になっています。

その結果
たっぷりと室内に光が入ってくると同時に
やみくもに窓を増やさなくても良いので、
その分コスト削減が出来るし
各窓にカーテンがいらないということは
カーテン代のコストも削減することが出来るという相乗効果があるんです。

さらに、
カーテンが必要ない窓からは光が充分に入ってくるので
昼間は照明をつける必要もなくなり
電気代も削減することが出来ます。

もう一つの工夫は
「ハイサッシを使う」ことです。
光をたっぷりと取り込みたい、リビングの窓では
天井まで高さがあるサイズの物を使うと
入ってくる光の量がかなり違ってきます。

一般的な窓の高さは2mなのですが
天井と同じ高さの2m40cmの窓を使うというわけです。

これらを合わせて採用することで
家の中は格段に明るくなります。

そしてもうひとつ、白を内装のメインカラーに使う理由なのですが・・・

家を建てた後、いざ生活し始めると
家の中はたくさんの色で氾濫し始めます。

家具や家電だけでなく、色々なモノが家の中に入ってくるからです。

新築をお引渡しする際に、
白い壁と天井のお家だと
なんだか殺風景で物足りない印象があるかもしれません。

でも
生活し始めてモノが増え始めた時に
内装に色々な色を使っていると
家の中がゴチャゴチャしすぎて、スッキリしないし落ち着かない‥なんだか垢抜けなくてお洒落に見えない・・・なんてことがあるからなのです。

これらの理由から弊社では
メインカラーには白をオススメしています。

ぜひご参考になさってくださいね。