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現地での土地の見方

2年くらい前に、古民家リノベやDIYのインスタグラム投稿を見るのにハマっていた時期があって、その頃に見ていたひとつに、「大阪に住んでいるご夫婦が滋賀県の高島の古民家を買ってカフェと焼き菓子のお店を開くためにDIYしている」というアカウントがありました。

もうとっくにお店はオープンされているのですが、
先日ふとその事を思い出して、調べて行ってきました!

お店の名前は「スズノイエ」さんです。

急に思いついたので、お店についたのは13時前。
平日でしたがいっぱいで、ちょうと1席空いていたので入れてよかったのですが、
全部のお席が埋まっていたので店内の写真は撮れませんでした。

この写真は元々のお家でいうときっと裏手で、本当の玄関は反対側なのですが
いい感じに元のお家のままで、
古民家というより「おばあちゃんの家に来た」みたいな雰囲気の玄関でした。
だからというわけではありませんがすごく居心地よかったんです。

そして、ランチとその後ケーキとコーヒーもいただいたのですが
ランチもですが、ケーキ(いただいたのはリンゴのタルト)がめちゃくちゃ美味しくて
感動的でしたよ~

少し遠いので、ちょくちょく通うなんてできませんが
また機会があればぜひもう一度行きたいと思うお店でした。

弊社は「新築」だけでなく「リフォーム・リノベーション」も数多くご依頼いただいているのですが、古いお家の場合は、例えば壁や床を外して中を見ないと何とも言えない事もあり
どういう改修をするか判断するのは中々難しいものがります・・・
でも、そこは「経験」ですね!
長年大工をしていた川森にぜひご相談ください。

そしてそれは新築をお考えの方の土地探しでもよく似たことが言えます。

ぱっと見の印象がいいのは
きっと形が綺麗で日当たりが良い土地 ではないでしょうか。

でも、そこにお住まいされることを想定して
ぜひご近所の雰囲気や様子を観察していただければと思います。
ここは個人個人でとらえ方が違うのでぜひお住まいされるご自身達で見ていただいてご判断いただきたいところですね。

さて、ここからは建築会社として。

ではその土地で、土地代以外にどれくらいの費用がかかりそうか。

これは中々皆さんでご判断いただくのは難しいかもしれません。
というわけで、前回のブログでも、
「土地探しはぜひ建築会社と一緒に」とお話させていただいているわけですが、
今日は少しだけポイントをご紹介させていただきますね。

少し長くなりますがごめんなさい。

まず、分譲地の場合と、そうでない(昔ながらの家の囲まれた土地)場合は
また見る視点も違ってくるのですが・・・

とりあえず、土地の端っこ(周り)を見ていただきたいと思います。
隣地との境界ですね。

すでにブロック等が詰まれていたり塀がされている場合は
何もしなくていい場合が多いのですが
もし隣地との境界があいまいな場合は
そこに何かしらの境界をする必要があります。
分譲地の場合は、「境界」はきちんと決まっている事がほとんどですが
そうでない土地の場合は、この「境界」すらあいまいな場合がありますので
そのような土地ではさらに注意が必要です。
境界の確定がされていない場合、それにかかる費用が売主の負担なのか買主の負担なのか、それも確認しておく必要がありますね。

もし、隣地と高低差がある場合は、境界をするにも結構な費用がかかってきます。
また、距離が長い(細長い土地や広い土地等)場合も
そこにブロックを積む、塀を作る、フェンスをする どれにしても
コストが上がります。

また、もしもすでにブロック塀がされていたとしても
それがかなり古いものだと、使えるのかどうかを確認しておいた方が良いです。
そもそもその塀はお隣さんの物なのか、この土地の物なのかにもよりますが
やり直さないといけない場合は撤去費用までかかってしまうことになるからです。
これももしかしたら売主さんが撤去した状態で引き渡してくれるのか
確認する必要があります。

そしてもう一つ
水道と排水。
これがあるかないかでもかなり費用が違ってきます。
不動産屋さんで是非確認していただきたい項目です。
ただ、不動産屋さんに聞いてもあいまいな事もあるのですが・・

排水に関しては
そもそも浄化槽なのか下水なのか。
例えば道路に大きなマンホールがあって蓋に「おすい」と書かれてたら
下水道地域ということですが
下水道地域でなければ浄化槽を設置しないといけません。
でも、新築をその土地で初めて建てるのであれば、
浄化槽に関しては槽代くらいの補助金が「市」から出る場合もあります。

という風に
かなり長くなってしまいましたが
土地にかかる費用はその土地によってかなり変わってしまうので
やっぱりぜひ建築会社と一緒に土地探しをされることをオススメします。