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土地探しで一番大切なのはタイミング (家を建てる前に)

こちらは数年前にリフォーム工事をさせていただいた時の工事中の写真です。
アトリエヤズド さんという革でバッグ等を製作販売されている作家さんのアトリエ兼お家です。

大きな古民家を購入されて、古民家でよくある、玄関入ってすぐの居室、襖で区切られた田の字型の4部屋をすべて杉フローリングにされました。

畳が古かったから、というわけではなく、革のバッグづくりの機械がとても重いので床を強化したかったこと、そしてギャラリーとしてもお使いになるために、思い切って変更されたのです。

今はとても素敵なギャラリーになっていますよ!
写真がないのが残念ですが。
また伺った際に撮らせていただいて、ご紹介しますね!

アトリエヤズド様は以前は名張でギャラリー兼お住まいをお持ちだったのですが、
色々な理由から、そしてこちらの古民家との出逢いがきっかけで伊賀市の方にお引越しされました。前回のブログで、「50歳からのリノベーション」について書きましたが、
いえいえ、アトリエヤズド様、まだ50歳ではない(と思います)のですが、
きっと「終の棲家」としてこちらを選ばれたのかな と思います。
とても立派な古民家ですので、大改修するとなると大変なのですが、
今回のリフォームのように、「ここをこうしたい!」というお手伝いももちろんさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね!

さて話がコロッと変わりまして、今日の本題は新築の際の土地探しについて です。

以前、「南向きの土地にこだわりすぎる」ことで、予定よりも土地に関する予算がかかってしまう事がある ということをお伝えさせていただきましたが、
もうひとつ

「必要以上に広い土地を買ってしまう」

ことで、予算が大幅にオーバーしてしまうケースもよくあります。

「大は小を兼ねる」のでしょうか?
土地の広さがどれくらいが適切なのかを考えてみたいと思います。

それには、 「どんな家を建てたいか」がある程度具体的になっている 必要があります。

もちろん、土地の形によっても変わってきますが。

まず、敷地は、家が建つところ、駐車場、そして周囲の余白  を考える必要があります。

駐車場に関しては1台につき約4.5坪を目安にしてみましょう。
つまり、駐車場が2台なら9坪、3台分必要なら13.5坪が必要という事になりますね!

次に、家の周囲の余白ですが、これは境界と家との間の通路のことで、
排水や雨水の配管を通すのに必要ですし、エアコンの室外機や給湯器などを置くための場所も必要になります。
そして家の軒や樋は隣の敷地に飛び出してはいけませんので、そういう意味でも余白は必要になります。

これに関しては、先ほど書きましたように土地の形状などによっても変わってきますが、おおよそ10坪くらいは必要だと考えておきましょう。

そして、そこに1階の建築面積を合わせた面積が最低必要な土地の広さという事になりますね!

例えば

もし総2階の家で、1階の建築面積が20坪、3台分の駐車場が欲しいとすると

20+10+13.5=43.5坪 ということになります。

もしも平屋で30坪の家が欲しいと思っていたら、53.5坪 ということになりますね。

少し余裕を見ても、60坪もあれば30坪の平屋で3台駐車場を確保することが可能 ということになりますね!

平屋を希望する場合、広い土地が必要だと思っている方が多いのですが、
実はそこまで広くなくても充分に平屋を建てることもできます。

そして忘れてはいけない事は、
土地が広くなると外構費用や境界部分にかかる費用(境界のブロック積みやフェンスなども)も高くなる  という事です。

土地探しのブログで何度か書いていますが、
土地を探す際、選ぶ際には、上記のような理由から、まずは建築会社を決めて、どんな家を建てたいかをある程度考えて、そしてさらにはお家づくりにかける総予算も考えてからにしていただく事が一番大切な事なんです。

ぜひご参考にしてくださいね!