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住宅ローンの返済期間は短い方がいい?

最近インスタグラムで「弊社お客様チョイスのおしゃれ壁紙」をご紹介している稲岡です。

弊社では天井も壁も基本は白い壁紙をご提案させていただいているのですが、その理由としては
「部屋が明るくなる」
「広く感じる」
「家具家電などインテリがの邪魔をしない」
等があります。
何年たっても飽きないですしね!
写真のお客様宅も基本は「白」
とてもスッキリ明るく、広く感じます。
おしゃれな家具も映えますね~。
壁紙に凝るのもいいですが、白い壁にお気に入りの大きめの絵を飾る・・・なんてお洒落だと思いませんか?(^_-)-☆
とはいえ、やっぱりおしゃれな壁紙も使いたい!はい、とっても良くわかります。
実はこちらのお客様もキッチンの背面やテレビの背面には白ではない壁紙を使っています。
ただ、色のトーンをグレー系で揃えているので違和感なく、とても上手にされたな~と思います。
またご紹介しますね!

さて、今日のブログは住宅ローン返済の期間について。

住宅ローンを借りる際に期間をどうするか、少しでも短くしたい と思う方も多いと思います。
住宅ローンの支払利息は返済期間が長くなると大きくなるからですね。

では、ちょっとややこしいですが、数字で考えてみますね。

例えば、3000万円を1.8%の全期間固定金利で35年で借り入れした場合
毎月の返済額は、96,327円、総返済額は40,457,340円になります。

それを30年返済にすると、月々返済は107,909円になり、11,582円多くなりますが総返済額は38,847,240円となり、35年より1,610,100円も減ります。

そうなると、もし月々返済がその金額でも可能なのであれば35年返済よりも30年返済の方が良いんじゃないかと思いますよね。

でも、そうでもない、という考え方もあるので、今日はそれを計算してみたいと思います。

先程計算した30年と35年返済の月々の差額、11,582円ですが、そのお金の運用方法を考えてみます。

「貯金=銀行」という事でそれを毎月銀行に預け入れようとすると、現在の金利は銀行の預金金利よりも住宅ローン金利の方が高いので、やめた方がいい、という答えになります。
銀行の定期預金金利は0.002%程なので、まったくお金は増えません。
試算してみると
11,582円×12か月=138,984円
年間利息は 138,984円×0.00002=約2.8円
そしてここから税金が約20%引かれるので2.8円×0.8=約2.3円
銀行に預けても金利が低くて全く増えません。
ですので、余裕があるのであれば銀行に預けるよりも返済期間を短くした方が良いという答えになります。

ではこれを積み立て投資に充ててみましょう。
もし仮に先ほどの11,582円を35年間ずっと毎月積み立てていき、年平均3%ずつの利回りでお金が増えていったとしたら、どうなるでしょうか。

1年目
11,582円×12か月×1.03=140,911円
2年目
140,911円+11,582円×12か月)×1.03=286,108円
というふうに計算していってみると
35年後8,588,790円になります。
投資総額は 11,582円×12か月×35年=4,864,440円ですので
3,724,350円増えている事になります。
この場合も増えた分にも20%の税金がかかるのでそれも考慮すると
約300万弱になりますけどね。

というわけで、返済期間を無理に短くするよりもその余力を積み立て投資に回した方がいいという考え方です。

人生100年時代になると考えると、老後生活が長くなって毎日退屈でしょうし、
今からの若い人たちが35年後、例えば70歳とか75歳になっていたとき
当たり前のように仕事をしていそうですし
住宅ローンにはもしもの時に備えた掛け捨ての生命保険も含まれているので
そう考えると、そこまで返済期間を短くすることにこだわらなくてもおいいのではないかとも思えます。

もちろん、積立投資にはリスクはつきものですので、必ずしも増えるとは言い切れませんが、今は「iDeCo」や「つみたてNISA」といった税金を優遇する制度もありますし、もしまだ利用していないのであればぜひこれらの利用を検討してみられてはいかがかなと思います。

住宅ローンの商品選びや返済額、返済期間を設定する際には
一度このような事も考えてみられてはいかがでしょうか