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子供部屋の合理的な作り方

毎日寒いですね(^_^;)

こんなに寒いのに、うちの双子の娘たちから昨晩
「松阪マラソンに出るんやけど、いまからとりあえずそっち帰るわ」
と連絡があり、急に帰ってきました。
何より、高校の部活を卒業してから全く走っていないのに、10キロも走れるのだろうかとそっちが心配です(笑)
気持ちだけが前に前に向いて転んだりしませんように(笑)

うちの娘たちは今、他県で二人暮らしをしています。
高校卒業と共に家を出ていきました。

高校生の頃は、1~2年の間は部活部活・・・
部活が終わってから、受験勉強になりました。
自宅でも勉強していましたが、学校や塾やなぜかハイトピアや・・・
あちこちに行って勉強することも多かったんです。

今思うと、自分の部屋を一番使っていたのは
中学3年生と高校3年生
それ以外の時期は、寝る時くらいだったような・・・

さて、今日は子供部屋についてですが
少し前までは子供部屋の広さは6帖が当たり前だったのですが
ここ最近は4帖半がスタンダードになってきました。

弊社でも今は4畳半でご提案させていただく事が多いのですが
一般的に4畳半というと2.6m×2.6m。
子供部屋で使う家具というと、シングルベッドと学習机、簡単な収納家具でしょうか、
それくらいでしたら全く問題ありません。

そして我が家のように
高校卒業と共に家を出て行ってしまったら、そのまま帰ってこなくなるかもしれないので、そう考えると子供部屋にコストをかけすぎなくても良いのではないかと思いますよね。

今は建築コストも数年前よりずいぶん上がっているので
子供部屋を4.5帖にすることがスタンダードになっているのだと思います。

ですが今回は広さではなく、子供部屋の配置について考えてみたいと思います。

子供が小さい頃に家を建てる方が多いと思いますが
もし子供部屋を2階に作った場合、果たしてその時子供たちは自分の部屋を使いやすいでしょうか。
いえいえ、小さい子供はほぼお母さんと一緒に過ごしますよね。
ということはずっとリビングやダイニングで過ごすことになり
そうするとリビングやダイニングが子供のおもちゃや絵本であふれ
散らかった状態になってしまいます。
その頃の2階の子ども部屋は全く使われていないですよね。

もし子供部屋が1階に、そしてもしリビングの横にあったらどうでしょうか。
子供部屋のドアを開けておくとお母さんの姿が見えるので
子供部屋で遊びやすくなりますし
おもちゃや絵本も子供部屋に置いておけるので
リビングやダイニングが比較的片付いた状態を保ちやすくなります。

片付けても片付けても
どうせすぐに出してしまうので
もう出しっぱなし状態になりがちなおもちゃや絵本も
リビング横の子ども部屋でなら気にならないですし
もしも来客があっても子供部屋のドアを閉めればいいだけですので
慌てて片付ける必要もありません。

もう一つ皆さんが考えるのが子供が思春期に入ってからの事かと思います。
多くの方は思春期に独立した子供部屋がないとかわいそうだからと考えると思います。
出来るだけ親のいるところと離してプライバシーを担保してあげたいと思う気持ちもあるかもしれません。
でもそんな時期ってほんの数年なんです。
家を建ててから自分たちの老後までずっと住まい続けるまでの間で
子供たちが思春期の時期ってほんの少し。
もし子供たちが完全に独立して早々に家を出て行ったとすると
子供部屋は空き部屋になります。
実は意外とそこから先の年数の方が長かったりもするので
家を建てる際にはそうなることを想定したうえで間取りを考えることをお勧めします。

そう考えるとやっぱり子供部屋が1階にあると便利な気がします。

自分たちの部屋として使うにしても収納部屋にするにしても、客間にするにしても。

もっともっと先の事を考えると
もし歳をとって足腰が悪くなったとしても1階に居室があると、1階だけで過ごせるので生活に困ることがなく、部屋が収納が足りなくて増築工事を考えないといけない という事にもならないですしね。

もし、子供の思春期のプライバシーの事を考えるのであっても
2階にするのではなく1階の中で配置を考えてみてもいいかもしれません。

子供部屋は当たり前のように2階に作られることが多いのですが
これらのような事も一度考えてみてはいかがでしょうか。