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生涯払い続けていく電気代

バタバタしているうちに10月も半ばになってしまっていて、ビックリです!
つい先日まで冷房や扇風機を使っていたのに、急に涼しくなって、
涼しいどころか夜は寒い日もあって、慌てて冬布団を出してきた稲岡です(^^;)

今年の冬は寒いとか?毎年そんなようなことを言ってますね。
冷暖房費で言うと、冷房よりも暖房の方が電気代が上がるので、寒いと言われるとコスト面でも嫌ですよね・・・

電気代は、脱炭素の流れが加速することによってどんどん上がって行っています。
火力発電に頼っていた日本ですが、
二酸化炭素の排出を下げるためには火力発電の比率を減らさないといけないので
再生可能エネルギーの比率を増やさないといけないのですが
そうなると電気の製造コストが高くなってしまうので
必然的に電気代もあがるというわけです。

その上昇率は毎年3%くらいだと言われているのですが
このままの上昇率で計算すると、なんと24年後に電気料金が2倍になってしまいます・・・

このような事を考えると
家を建てる際には、その防御策を考えたておきたいところですが、
では具体的に考えてみましょう。

まずは、断熱機能に優れた家にすることですね。
断熱を強化することで外気の影響を受けにくくして、
また家の中の熱を外に逃がしにくくする ということですね。

ただ、断熱性能に関しては国が明確な指針を出していて
今はどの住宅会社でも必須で取り組んでいるので、
住宅会社によって差異はあるものの、この件に関しては深く掘り下げず
次の事を考えてみましょう。

断熱機能に優れた家にしたうえで同時にやるべきことが
「家をコンパクトにする」ということになります。
これは、要らない場所を削ることで面積を最小化する ということです。
体積を最小化する ということですね。
体積が小さくなれば冷暖房効果が高くなり
そして部屋ごとに出来る温度差を最小化しやすくなります。

要らない場所 と考えてみると「廊下」がそれにあたると思います。
廊下があることによって空気の循環を止めてしまうからです。

このほか、部屋数や部屋の広さなどもよく考えて作ることが大切です。
自分たちがそうであるように
子供たちはいずれ家を出ていく・・・と考えると
子供部屋の広さなども必要以上に広くしなくてよいのではないか
と思います。

そうやって頑張って面積を削っていくと
ムダな電気料金を防ぎやすいのではないかな と思います。

そして3つ目の対策として
「太陽光発電を付ける」
という事も考えてみてはいかがでしょうか。
その理由は、上の2つはあくまでも冷暖房コストを抑える事しかできないためです。

実は全電気代の中で冷暖房費が占める割合は
約28%しかないそうです。
まあ、冷暖房って1年中ずっと使っているわけではないですものね。

電気代がかかっている詳細を確認してみると
冷暖房と同じくらいの比率に「給湯器」があります。
そして冷暖房や給湯器以上にかかっているのが「家電製品」です。
給湯器や家電製品は1年中使っていますから・・・

ということは電気料金を抑えるためには
これらの電気を買わないようにしないといけないわけですね。
特に昼間の電気は以前と比べてずいぶん高くなっていますから。

それが出来る唯一の手段が太陽光パネルの設置になります。
そして太陽光発電を設置するのであれば
エコキュートの炊き出しは深夜にするのではなく昼間にする という感じでしょうjか。

電気料金は死ぬまでかかり続けるランニングコストなので
最小限に抑えるこれらの工夫を考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、今後どのような施策やどのようなシステムが出来るかわからないので
もしかしたら電気料金が下がることがあるかもしれないし
絶対高くなる!とは言い切れませんが・・・

最後に、太陽光パネル設置に関しては、
賃貸に住む場合には出来ない事なので
家を建てる際にはぜひ一度考えてみていただければと思いますが、
実際には意見が分かれるところですね。
否定的な意見も多くあり、様々な考え方があるので
これはあなた自身でご判断していただければ思います。
もちろん、お家を建てる立地にもよりますし。

弊社では太陽光パネルを設置される方には
リースでの設置をおススメしています。
興味があれば一度お問い合わせくださいね。
(ちなみに太陽光パネルを設置するしないは、弊社の建築価格には全く関係しないので
太陽光パネルの宣伝ではありません(笑))