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家事動線について悩まなくていい間取り

そろそろお盆休みが終わって仕事に戻られている方も多いかな?

夏休みも終盤にさしかかり、子供さんたちの宿題の事でハラハラしている親御さんもいらっしゃるかもしれないですね(^^;)

さて、我が家の子ども達は全員成人しているので宿題でハラハラすることはありませんが、長男も独り暮らし、長女と次女は大学生で二人暮らし、それぞれお盆に帰省してきました。

長男が子連れで来た事もあり、
デイキャンプでバーベキューしたり、モクモクファームへ行ったり
近場で遊んだのですが、
大人数になると途端に大変になるのが「食事」と「洗濯」・・・

まぁ、私は子供たちが帰省してきたときだけなのですが、
一緒に住んでいた頃は、この毎日の家事にバタバタと翻弄されていました。

子育て真っただ中のご家庭は皆さん同じですよねー💦

そんなわけで、お家を建てるなら、間取りを考える時に皆さんが重要視されるのが
「家事動線の良さ」
ですね。

家事に育児、お仕事に忙しい奥様の負担を和らげるためには必須の要素です。

でも、この家事動線問題、ある固定概念に縛られていると
実はどれだけ考えてもイマイチすっきり解決できないんですよね。

例えば、
洗濯機が1階なのに干すところが2階だと、これはもう本当に大変です。
洗濯機を置く脱衣室をキッチンの横に作ったとしても、
洗って水分を含んだ重い洗濯物を持って階段を登るのはしんどいです。
家族が増えたり、シーツ等のお洗濯をした際など
何往復もこれをやらなきゃいけない時には、本当に大変です。

そこで、これを回避するために
1階の脱衣室かキッチンの辺りに勝手口を作り、
そこから出たところにテラス屋根を付けたりして物干し場を作る
という間取りを採用しているお家も多いのですが、
これはこれで洗濯物の取り込みが意外と大変なんです。
そして勝手口の場所によっては
お隣さんやご近所さんと鉢合わせすることもあり、
また場合によっては道路から見える位置にあったりすると
さすがにパジャマのような油断した状態では出にくくなります。

うーん、、、悩ましいですね。

では思い切って2階に洗濯機を置くというのはどうでしょうか?
階段の上り下りを何度もしなければいけないという労力を回避できて
物干しは近くなるし、
片付けも近くなるし、
人目も気になりにくくなりますね。

ただ、そうなると、洗濯機を置く脱衣、それからお風呂も2階に、
という事になるかと思いますが、
それはそれでリビングやキッチンと水回りが離れるのは
不便じゃないか?という悩みが出てきます。
また、日常着やタオルなどの収納はどうする?
という問題も出てきます。
いつも使う物は出来ればリビングやキッチンの近くに収納したいし、
これだと結果的にリビングが散らかってしまいそうです。

じゃあキッチンやリビングも2階に?

いえいえ、日常生活においての多くの時間を使う場所を2階に持って行ってしまったら、
歳をとってから苦労することになってしまいます。
それこそ、階段の昇り降りが苦痛ですから。
また子供さんが小さい間もめちゃめちゃ不便ですよね。

とここまで色々な案を考えてみたのですが、
これらにはある前提条件があることにお気づきでしょうか?

そうなんです。そもそも2階建てありきで考えてしまっているんですよね!

2階建てであると
どんなに工夫してもどこかしら家事動線に問題が発生してしまいます。

では平屋だと家事動線問題は解決するのでしょうか?

そもそも階段がない ということは 動線にかなりの違いが出てきます。
すべてが同じフロアになるので、
よっぽど広い家でない限り、2階建てに比べると随分楽になります。

でも、洗濯干し場を勝手口から出た場所にしたら、
先に書いた状況と同様に取り込む作業が意外と大変で
ご近所さんとの鉢合わせ問題も出てきます。

ですので、
平屋の場合でも、周囲のお家や道路の位置などの状況を
よく考えなければいけません。
どこに作れば外から見えなくなるか、という事ですね!
平屋の場合はプライバシーが担保されていないと
2階建ての家以上に居心地が悪くなってしまうかもしれないので、
そこは要注意!です。

もちろん、土地の面積や立地的に平屋が難しい場合もあります。
2階建てにせざるとえない場合は仕方ないのですが
もし敷地にゆとりがあるのであれば、
ぜひ考えてみていただければと思います。