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お家づくり予算を大きく左右する収納づくり

また世の中がざわざわしてますね(>_<)
もうこうなったらワクチンを待つしかないのかな。

さて、変異株が猛威を振るい始める前、春休みに入る少し前ですが、娘たちとちょっとお出かけした時の写真です。
前からずっとテーブルクロスが欲しかったのですが、生地選びを迷っている時に、二人が鏡に向かって写真を撮っていました。
築年数がそこそこの家に住んでいる私、キッチンも狭くて収納もいわゆる「押入れ」しかなくて不便なのですが、テーブルクロスだけでも新調すると気分が変わりますね!おかげでその後しばらくはキッチンに立つときや食事の時にルンルンしていました。(^_-)-☆
私がフィルムカメラで写真を撮るのが好きなので、娘の1人も古いフィルムカメラを持っていて、時々撮っています。写真の左側の娘が使っているのがフィルムカメラです。
フィルムカメラ・・・大好きなのですが、デジタルと違って写真がたまります(^_^;)
ミニマムに暮らしたいのに時代に反していますね~
さてさて、こんな私のように、「趣味の物」は別としても、どうしても家の中の物は増えていきますよね。

新築やリフォームのご相談の際、ご要望の中の1位といっても過言ではないご要望が、
「収納がたくさんほしい」
です。

ところがこの「収納」、油断するとお家づくりのコストを押し上げてしまう要因になってしまいます。

お家のプランを平面図で見ていると
「これじゃあ収納が足りないんじゃないか」と感じてしまうことがよくあります。

そしてその不安から床面積を広げて収納を増やそうとします。

でもそうすると、お家のコストがどんどん膨れ上がってしまいます。

このように収納を「床面積」で判断してしまうと、連動してコストが上がってしまうのですが、必ずしもそれに比例して多くの物が置けるようになるわけではないんです。

そしてさらに、動線を短くして利便性を高めたいがために「ウォークスルー(通り抜け動線)」をご要望されると・・・
通り抜けられる=そこには「廊下」ができるので、その分収納が減ってしまいます。
あれ?増やしたはずなのに減ってしまってる・・・

それではどうしたらよいのか!

収納は「壁面積」で考えましょう!

いかに壁を上手に使うか、で収納量がかなり変わってきます。

賃貸に今でもよくある、中段があって上と下に分かれている「押入れ」を見てみてください。
1畳分あっても、奥の物が取り出し辛い上に手前にムダな空間が出来てしまったり、上部がほとんどうまく使えていないことがよくあります。
もしこれが、棚板6段くらいついた収納だったら、すごく収納量が変わると思いませんか?
そしてリビングやキッチンまわりって細々したものが多いのですが、これらを管理しやすくするのであれば奥行きの深い棚の収納よりも浅い方が使いやすくなります。
もし、奥行きを半分にして横幅を2倍にできれば、床面積は変わらず収納を4倍くらい増やすことが出来ます。

そして実は家の壁の量を多くすることで収納が増やしやすくなります。
窓が多いと収納が作り辛い、収納家具も置き辛いんです。
ということは必要ない窓はなくすことも考えてみてはいかがでしょうか。

さらには、各部屋に細かく収納をつけ足していくよりも、1カ所にまとめた収納部屋を作る方が、コストが抑えられ管理がしやすくなります。
あちこちに収納があると、どこに何を片付けたのかを家族全員が把握していないといけないから管理し辛く、そして収納の数を増やすと建具(扉)が増えるのでその分コストが上がります。

このように、収納は「床面積」「数」」ではなく、「壁面積」「容量」で考えてみることが、管理しやすくムダに床面積を増やしてしまいにくい家づくりの秘訣ですね(^_-)-☆