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金銭感覚が麻痺していませんか?
家を建てる時、”金銭感覚の麻痺”現象に陥ることがあります。
例えば日常生活の中で5万円の買い物というと簡単には決断できない大きな買い物だと思いますが、なぜか家づくりの時には、食後にドリンクを追加するときよりもあっさりと決めてしまう事があります・・・
総額が何千万円と大きな金額になると、割合的に5万円が小さく感じてしまうからだと思います。割合的には800円のランチに対する200円のコーヒーはかなり大きいですものね(´・_・`)
でも「これくらいなら・・・」とどんどん追加してしまうと、積み重なればかなり大きな金額になります。
気付いたら予算がかなりオーバーしている ということにならないためにも、
家づくりはまず「資金計画」から始めていただきたいと思います。
そして、「資金計画」の際に大切なことは「最初にあなたの家づくり総予算をきちんと決める」ことです!
家づくりの総予算をきちんと決めてその金額を把握しないと、土地や家や外構にそれぞれどれくらいの予算をかけられるのかが具体的にわかりません。
もし、この順番を間違えてしまい、きちんと総予算を把握していない状態のままで、先に土地を買ってしまったり先に家の間取りプランを決めてしまったら、間違いなく予算オーバーなる可能性が高くなります。
資金計画では、家づくりの総予算を把握し、そこから土地、家、外構にかけられる金額を振り分けて、そこから土地探しやプラン作りを始めていくのが、予算をオーバーしない秘訣になります!
家を建てると、固定資産税、火災保険、将来的に必ず必要になる家のメンテナンス等、賃貸暮らしの時よりも確実に負担が増えるので、総予算を決める際には”毎月の返済額”を負担のない金額に設定することも大切です。
ただ、家づくりを始めた時にはそれらの事をよく考えたつもりだったのに、色々な打ち合わせが進んでいくと、日常生活では「高い」と思っている金額が、なぜか「高いと感じにくく」なってしまうんです。
その要因には、色々な住宅会社のモデルハウスに行ったり完成見学会に行ったりして素敵なお家を見るだけでなく、インターネットやSNSで色々な情報を見てしまうから。ということもあります。
もちろん、たくさん見たりしっかり調べて参考にすることは大きなメリットですが、夢ばかりが大きく膨らんでしまう、というデメリットも・・・
ということで、家づくりを進める際には、プラス要素ばかりでなく、同時にマイナス要素を考えられるように出来ればいいですね(^_-)-☆
どうしても叶えたいことが30万円かかるのであれば、どこか優先順位の低いもので30万円削れないか、50万円増えるのであれば、どこかで50万円削れないか、という風に考えると、最初にたてた資金計画が大幅に崩れてしまう事がなくなります。
「一生に一回のことだから」という気持ちももちろんわかりますが、
「家づくりが暮らしのゴールではない」ということを常に忘れず、
家づくりを進めていっていただければと思います!