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平屋の家を2階建てよりも安く建てることは出来るか?
台湾旅行・・・数年前の事ですが、どうしてももう一度行きたくて旅行計画をし、ツアー予約も代金の支払いも済ませた後にコロナが流行しだし、結局行けなくなったのが去年の3月・・・
もうすぐ2年が経とうとしています・・・
この2年で世の中がビックリするくらいに変わりましたね。
暮らしも仕事も、常識が非常識に、日常が非日常に・・・
暮らしに求めるもの、お家時間に求めるものも変わり、お家づくりに対するご要望や考え方も変わりました。
最近では平屋が人気です。
「暮らしやすさ」が理由の一つだと思いますが、どうしても気になるのが「価格面」ではないでしょうか。
基礎面積と屋根面積が増えるから高い!
広い土地が必要だから土地代が高くなる!
それらが一般的に考えられている平屋が高くなる理由です。
コロナ渦を経験し、資金の面でお家づくりに不安をお持ちの方も多く、
でもお家時間が長くなったことで賃貸暮らしにも不満が出てたし、
さらには不安定な世の中、「マイホーム」という財産を持ち、家族が安心して暮らせる場所が欲しい。という方も多くなりました。
というわけで、出来るだけコストを抑えながら平屋を建てたい!
という方にむけて、平屋は本当に高くなるのか、2階建てより安く建てることが出来ないのかを考えてみたいと思います。
平屋のメリットは、
最初にも書きましたように、ワンフロアで暮らす事が出来るところなのですが、
実はワンフロアで暮らすという事から、
ムダかもしれないものをなくしたり省いたりしやすく、
その結果、その分のコストを落とすことが出来ます。
平屋の場合、実際には2階建てよりも割高になります。
でも、2階建てにはなくてはならないものを省くことが出来るので、
結局はそう高いわけではないんです。
例えば階段がそうですね!
平屋には階段は必要ないので、これだけで面積が2坪違ってきます。
また、2階建ての場合、一般的には寝室や子供部屋は2階に作るので、2階にトイレが欲しくなります。
そして、各居室やトイレに行くための廊下が必要で、これは3~4帖ほど必要です。
平屋にするとこの廊下を無くすことが出来ますが、平屋でも廊下を無くす間取りを工夫しないといけなくなりますが、
もしなくすことが出来れば、2階の廊下分と2階のトイレを省くことが出来るわけです。
ここまでを合わせると8帖くらい(4坪)家を小さくすることが出来るので、その分のコストを削減できます。
もし、例えば坪単価が平屋と2階建てで10万円違ったとしたら、
例えば2階建てが60万円、平屋が70万円だったとしたら、
2階建て35坪×60万円=2100万円
平屋31坪×70万円=2170万円。
まだ平屋の方が高いですね。
ではもう少し削減できるところがないか考えてみましょう。
例えば客間として作った和室、子供のプレイスペースとして作った場所を無くせそうです。
平屋の場合、子供部屋が1階にあるので、子供部屋を客間やプレイスペースとして兼用できるのではないでしょうか。
客間としての用途は主に親御さんがお泊りに来られる際のお部屋ではないでしょうか。
では親御さんがお泊りに来られるのはいつくらいまでか・・・
お子様(お孫さん)が小さい間は来られるかもしれませんがお子様たちが中学生、高校生になる頃にまだお泊りに来られるでしょうか。
そしてお子様が実際に子供部屋をしっかり使うのは何歳くらいからでしょうか。
そう考えると、お子様が小さい間、子供部屋をまだちゃんと使っていない間に親御さんがお泊りに来られた際には、その子供部屋を使っていただけるのではないでしょうか。
もしこの部屋が6帖(3坪)だとすると、
31坪-3坪=28坪×70万円=1960万円。
先程の2階建てのお家よりも安くなりましたね!
さらには、この6帖の部屋は絶対必要だとしても、
10帖くらい欲しいと思っていた寝室について、よく考えたら寝るだけの部屋になるのでベッドと簡単な家具が置ければいいかなと6帖にしたり、
6帖×2部屋で考えていた子供部屋も、
4.5帖でもいいかもしれない と考えると
2階建てよりも安く建てることが出来ます。
これらのように、お家を小さくすることは、あなたの暮らしの質が落ちてしまう事になるでしょうか?
ならないと思います。
なぜなら、リビングや収納を減らしたわけではないからです。
もし、これらすべてを省くことが出来れば、
たとえ坪単価が75万円になってしまったとしても、
31坪-3坪-2坪-1.5坪=24.5坪 ×75万円=1837.5万円
ずいぶんと安くなりました!
ということで、実はお家は考え方次第で大きくコストは違ってきます。
お家づくりを始める際には、ぜひこのような事を頭に入れておいていただければと思います。