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コンパクトな家の収納の作り方

突然ですが・・・ipad買いました!
弊社で使っていたのは初期型ので、そろそろ新しいのが欲しいなーと社長と話していたのですが、写真の加工もipadでライトルームというアプリを使うと楽だよ~と教えてもらった事もあり、早速買うことにしました。

ところが・・・・今の半導体不足の影響で、伊賀の家電屋さんでは売り切れ。ドコモショップに聞いても在庫が乏しい・・・結局あちこち問い合わせて鈴鹿の家電量販店さんで無事に購入することが出来ました。

今の半導体不足、本当にやばいです。ipadも、あちこちで入荷未定だと言われました。スマホも納期がかなりかかるそうで、故障したら怖いので大事に使わないといけないですね(T_T)

さて、話は変わりまして、

お家づくりの間取りを考える際に、ついつい大きくなってしまう場所・・・
それはどこでしょうか?

これは、「できるだけたくさんほしい」「あればあるほどいい」というご要望が多い場所・・・

そう、「収納」です。

でも実際はただ単に収納を増やしても収納力があがるわけではなく、片付けやすくなるわけでもありません。また、収納は数を増やしたから使いやすくなる、というわけでもありません。

面積が大きくなるという事はそれだけお家のコストがあがるわけですので、
コストをあげずに収納を増やす方法も知っておいていただきたいと思います。

まず、知っておいていただきたいことは

「床面積=収納量」でなない、という事です!

例えば、幅と奥行きが91cmの収納と幅が2倍で奥行きが半分の収納はどちらも半畳という広さなのですが、収納力や使い勝手はどうでしょうか?

幅が2倍で奥行きが半分の収納の方が使いやすくたくさんの物を収納できると思いませんか?

理由は、収納の奥行きとモノの関係です。
奥行91cmの収納の場合、棚の奥行きは78cmほどになりますが、家の中にあるものの中でそんなに奥行きが必要なものはどれくらいあるでしょうか?
布団くらいではないでしょうか?

一般的な昔ながらの「押入れサイズ」の奥行きの収納で、奥にモノを片付けた時に手前にムダな空間が出来てしまう事、よくあります。

このムダな空間がもったいなくて、手前にモノをおいてしまうと・・・
その手前の物をどかさないと奥の物が取り出せず、とても不便です。

奥に置いたものが見えなくなると、そこに置いたことすら忘れてしまって、同じものをまた買ってしまう・・・という事も。
(奥に引き出しタイプのケースを置いてしまうと、その引き出しの中に何が入っていたか忘れてしまう事がよくあります)
新しく買ってしまうとまたそれを収納する場所が欲しくなり・・・負のスパイラルに・・・
また、「確かどこかにあったはず」という探し物をする時間はとてももったいなくて、それを無くすだけで暮らしは随分豊かになります。

それに比べて奥行半分で幅が倍の収納は、奥行きが狭くなった分手前にモノを置くことは無くなります。そして幅が2倍になったので収納量は2倍近く増えるのではないでしょうか。
一目見てわかるように物を並べて収納できそうですよね!

そして収納で大事なことは、「高さをいかに無駄なく使うか」ということもあります。

先ほどの例のような、昔ながらの押入れタイプの収納には「中段、枕棚」という棚が2枚付いていますが、枕棚の上に置けるものってほとんどなくて(奥行が深く高いところって取出し辛いですから)ほぼ2段で収納することになります。
1段目に置いたものの上の空間、2段目に置いたものの上の空間がまた無駄な空間になってしまいますね!

そこで棚を増やしてみると、格段に収納量が増えます!

また、持ち物は、家族構成の変化や年齢の変化、時代の変化などによって大きさや種類が大きく変わるものです。
実際、最初に書いたipadやスマホなんて歴史は浅いですが、スマホの普及によって一昔前の「固定電話」はほとんどの新築で置かなくなりました。という事は固定電話を置くための棚は必要なくなったのですね!
子供が小さい間は外遊びの道具などが多かったけれど大きくなると必要なくなったり、逆に自分たちが歳を重ねた時に趣味が変わったり・・・
そのような変化に対応できるのが「稼働棚」ですので、棚も出来れば可動棚を多く作ることをお勧めします。
というのも「固定棚」は簡単に取り外すことが出来ないからです。

プランが出来上がってきて平面図だけを見ていると、
収納が足りないかもしれない・・・と感じて増やしたくなることがあるかもしれません。

でも実際には壁面いっぱいに使えることを考えて、やみくもに面積を増やし過ぎないことが、コストを抑えることにつながります。

ぜひ考えてみてくださいね!