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実家の空いた土地に家を建てる場合
以前ブログに書いたうちの小さな庭のハイビスカスが咲きました!
さすがにかなり華やかです!
ハイビスカスと言えば赤とかピンクなのかもしれませんが黄色を選んだのは元気カラーだからです(笑)
実は買った翌日から毎朝お水をやりながら定点写真を撮っていたのですが
「今日仕事から帰ったら絶対咲いてる!」
という日は帰るのがとても楽しみでした(笑) まだたくさんつぼみがあるのでまだまだ楽しめます♪
このハイビスカスの鉢は500円くらいだったのですが、こんな小さな?ことで楽しくて幸せな気持ちになれる、花の力ってすごいですね!
でも…いくら花の力がすごくても…やっぱり”広い庭のお手入れは出来ないなぁ…”と思う稲岡でした(笑)
6月になりましたね!今朝のニュースで6月にまた2000品目近くの商品の値上げが発表されていましたが…
建築費もコロナ前に比べるとかなり(30%以上です泣)上がっています。そしてまだまだ値上げは続いていくと思います。
そうなると、出来るだけ総予算を抑えたいので実家に空いた土地があればそれを活用できないか…という選択肢が出てくる方もいらっしゃるかと思います。
土地を買わなくて良ければ家づくりの総予算からかなり抑えられるからですね。
でも実際にはそんなに簡単ではなかったり、思ってもないほどお金がかかったりすることもあるので、今日はそのような内容をお伝えしたいと思います。
まず、古い家(離れなど)が建っている場合はそれを取り壊して建て直しすることになりますが、その場合「解体費用」がかかってくる、その離れに水回りが全くない場合は上下水の工事がかかってくる、などはお分かりいただけると思います。それらの費用がかかるとはいえ、比較的進めやすい場合が多いのですが…
今回は、なかなか大変なことが多い「農地の一部を造成してそこに家を建てられないか」という内容についてお伝えしたいと思います。
まず、農地に家を建てる場合、農地を宅地に変更する申請である「農地転用」をしないといけないのですが、その前にその地域が「農業振興地域」に含まれていないかどうか、ということをお調べいただきたいと思います。
もしその地域に含まれていると、農地転用する前に農業振興地域から外してもらう申請をしないといけなくなります。
ただ、その申請は年に2階しかなく、申請が受理されるまでに半年くらいかかります。
つまりは、早く建てたいと思ってもそこに時間がかかるというわけですね。
土地の造成工事を始めるまで、うまくいっても8か月くらい、時期によっては1年以上かかるというわけです。
(農地転用の申請は毎月あります)
また、これらの申請をするのに行政書士さんや土地家屋調査士さんにお願いしないといけないのでその費用が掛かってきます。それは測量や分泌をして申請を出すからです。もしも測量が必要な場合は、50万円くらいかかってくることもあります。
そして水道の引込費用と水道加入金の支払いも必要です。
水道管が通っている道路からその土地まで水道を引き込む工事ですね。
もしも水道が通っている場所から距離が遠い場合、100万円単位で工事が必要になってきます。
上水道がどこを通っているのか、どこから敷地へ引き込まないといけないのかは事前に調査しておいた方が良いと思います。
最後に本題の造成工事ですが、
立地にもよりますが必要であれば境界に擁壁をしないといけないので、その擁壁基礎工事費用
表面の土を取り除いて処分する費用
新たに土を入れる費用
これらが必要になります。
どのような状況かで費用が大きく変わってくるのですが
60坪くらいの土地面積で150~250万くらいかかりそうです。
実はもうひとつやっかいな問題が排水問題なのですが…
これは地域や状況によってかなり違ってくるので…
このようなことから、「実家に空いた土地があるからそこに建てたら土地代要らない」と思っていても実は意外と金額がかかったり、場合によっては時間もかかったり、また建てられないということもありますので、気になる方は是非一度ご相談くださいね!