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間取りを考える時の大事な視点

今日明日大寒波らしいですね。
すでに雪がたくさん降っている地域もあるそうで、心配です。
写真は数年前のですが、伊賀市の小田にあるマックスバリューの駐車場に車を停めて買い物している数分の間にどんどん雪が積もった夕方でした。
今夜~明日もそうなるのでしょうか・・・
さて、なぜこんな数年前の写真をアップしているかというと・・・
なんと!スマホのここ半年、いや1年くらいなんかな?の写真がきれいさっぱり消えてしまいました(^-^;
私のスマホはギャラクシーなのですが、写真のデータはmicroSDに保存している、と思っていたら本体に保存されていたのでそれをmicroSDに移動しようと思ったのですが、素直にスマホ内で操作すればよいものを、PCを介してしたんです。うまくいったはずだったんです。なのに!消えてました。何で!?いや~あちこち行った時の写真や食べたものや家族の写真も、きれいさっぱり消えました(笑) 笑い事ではありませんが。ショック。おまけに並び順もバラバラになってしまったので、もういいやっ と投げやりになっている稲岡です(笑)
一番困っているのがブログネタに使う写真が無いこと・・・これからまたせっせと撮ります!

またもや前置きが長くなりましたが
今日は間取りを考える際の大事な視点をお伝えしたいと思います。

お家づくりを考える時、ほとんどの場合「お客様のご要望」を中心に
「耐震」「採光」「動線」を考慮した間取りになっています。
でもそこには大切なことが抜けています。

それは
「周りからどう見えるか」ということと
「周りのことがどう見えるか」ということです。

例えば一番人気がある土地は「南向きの土地」ですが、それは南からの光を最も長い時間室内に取り込める土地だからですが
その窓からは「明るさ」「暖かさ」とともに「視線」も入ってくることになります。
なのでカーテンは必須で開けることすらできなくなりそうです。
そうすると思ったほど光が入ってこなくなりますし
住んでみると、想像しているより家の中が明るくないと感じるかもしれません。

そうならないために境界に高い塀をたてたり庭に大きな目隠しをしているお家もありますが、
これらは結構大きな金額がかかりますし、それだけでは丸見え感を充分に防ぐことはできません。
せっかく多額のお金をかけたのに結局カーテンを開けることはできない・・・ということになってしまいます。

「周りからどう見えるか」を考えずに建ててしまうと、このようなことになってしまうというわけです。

南向きの土地の南側に窓があるお家では、ほぼカーテンは閉めっぱなし、場合によってはシャッターも閉めっぱなしになっていることもありますが、きっと建てる前にはシャッター閉めっぱなしになるなんて想定していなかったことでしょう。

そしてもうひとつ大事なことが
「周りのことがどう見えるか」なのですが
これは主に南向きの以外の土地で考えたいことなのですが、理由は南向きの土地以外の場合は建てる家の南には隣の家が建っていることが多いからです。

この場合、セオリー通りに南にリビングを配置してしまうと、リビングに光が入ってきにくくなるだけでなく、南から見える景色が南に建つ家の裏側になるので、カーテンを開けるとその裏側の美しくない景色が窓から見える景色になるからです。
給湯器や室外機やごみ箱が並んでいるでしょうし、外壁には換気扇からの黒ずんだ汚れや緑色のコケ汚れがついていることが多いからです。

南向きの土地のように窓の外から見られることはあまりないかもしれませんのでカーテンを開けることはできると思いますが、このような美しくない景色が窓からの景色になってしまう というわけです。

これらのことから、どんな土地であっても
「周りからどう見えるか」と
「周りのことがどう見えるか」はぜひ考慮したうえで間取りを考えていただくのが良いと思っています。

住んでからの快適な暮らしに大きくかかわってくるので、ぜひ考えてみてくださいね!