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南向きの土地の良いところと悪いところ
今更ですが…川森建築がある伊賀市の「旧阿山地区」ってとても良いところで地元企業や地元の個人商店、職人さん、お店さんがとっても元気でおしゃれです♪
昨日は以前まで川森建築にお手伝いに来てくれていたスタッフMさんが、久しぶりに事務所に来てくれたので、お昼に「道の駅あやま」に行って、韓国料理屋さんの韓日屋さんでチーズダッカルビをいただきました。テイクアウトも出来ますよ(^_-)-☆
この写真ではチーズがまだとろけていませんが、石焼なのですぐにとろ~っとろになって、ご飯は底でおこげになっていて、野菜がモリモリ入っていてとても美味しかったし、日本語片言のおかーさんが美味しい食べ方を身振り手振りで教えてくれたり♥ チジミやキンパも美味しそうだったので今度はテイクアウトしたいなーと思いました。
さて、シリーズ「土地について」今日は最後、南向きの土地についてです。
南向きの土地はやっぱり日当たりが良く、人気の土地です。なので資産価値も高いと考えられています。
他にも間取りの自由度が高かったり、道路から人目につきやすいので防犯性が高い、開放的な外観にしやすい、などが人気の理由ですが、建てた後実際に住んでみたときに、これらの良いところは本当にすべて叶えられているのでしょうか・・・
例えば南向きの土地に建てられた家の多くは、基本的に南側に居室を配置して大きな窓を設置しています。
図面上で見ていると、南側からたっぷりの光が入りそうに感じますが、実際に住んでみると、道路からの視線が気になりカーテンを閉めずにいられなくなります。
そして直射日光が入ってくる場所が増えれば家の中が暑くなりやすい、紫外線で家の中の物が焼けやすくなる、等の理由も合わさり、やっぱりカーテンは常に閉めっぱなしに・・・
その結果、思ったほど家の中が明るくない・・・という事になりがちです。
また、間取りの自由度が高いかというと、実はそういうわけでもなく、南に居住スペースを配置して南の部屋の南側に大きな窓を設置することを前提とした間取りになりがちで、
ということは実際にはある程度間取りが決まってしまう。というころになります。=そんなに自由度が高いわけではない・・・
防犯性が高いかについても、先ほどから書いたような南側に居室、南側に大きな窓を設置すると、確かに防犯性は高いかもしれませんが、実は間取りが分かりやすいため、防犯性が高いとは言い切れません。
プライバシーの確保のために目隠しの塀を作ってしまうと結局防犯性が悪くなる場合があります。
最後に開放的な外観について考えてみましょう。
開放的な家ってどんな家でしょうか。
空を眺められて、家の中から庭や緑が見えて、視覚的な空間の広がりが感じられる開放感のあるリビングのある家・・・そんな家ならとても居心地よくお家時間を過ごせそうですよね♪
でもこのような空間のあるお家と、外観が開放的であることは本来は関係ありません。
外観を開放的に作ってしまうと外からの視線を防ぐためのカーテンは必要になり、そのカーテンも閉めっぱなしになってしまい、結果家の中が思ったほど明るくなくなります。
意外かもしれませんが、実は南向きの土地が、外からの視線を気にしなくてよい開放的な間取りを作る というのが一番難しかったりするんです・・・
もちろん、土地の形状や周囲の環境にもよるので一概には言えませんが。
土地探しは、地区やコミュニティの様子や土地価格についてはお客様がご自分で判断していただく事になりますが、そこにどんな家が建てられるのか、外構や境界など土地代以外にどんなお金がかかってくる土地なのか、ということはお家を建てる住宅会社でないとわからないことも多くありますので、ぜひお家を建てる住宅会社と一緒に探していただく事をお勧めします!
もちろん弊社でも様々なご相談をさせていただきます(^^)
お気軽にご相談くださいね♪