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家づくりにどれくらいお金がかかるのか?その3
昨夜、娘1号(大学生)から送られてきた写真を…
娘1号は居酒屋でアルバイトしているのですが、そこの店長さんには本当に良くしてもらっていて「お父さんみたいやねん」と慕っている娘なのですが…
その店長さんが誕生日とのことで通販で「ヨギボー」を買ったらヨギボー大の段ボールで届いたらしく、とても一人で運べないし、どうやってバイト先の居酒屋までもっていこうか悩んだ末、一緒に住んでいる娘2号と箱から出して二人で抱えて歩いて運んだそうです。(笑)
その姿を想像しただけでも笑えるのですが、昨夜に限って店長さんが自転車でお店まで来ていたそうで…(いつもは車)こんな姿で帰ったそうです(笑)
と、楽しそうにラインが来ていたのですが…
その店長さんや他のバイト仲間と今日からベトナムへ旅行予定だった娘1号から、今朝からまたもやラインが!
なんと、皆で飛行機に乗り遅れたって!!
午後便を取り直して行くことになったそうなのですが、どこまでも笑わせてくれる娘1号と店長さんです(笑)
大学生娘は3年生なので就活真っ只中で、ベトナム旅行も良いですが、どうかちゃんと就職先を見つけてください…と心配している稲岡でした。
さて、本題ですが
前回、前々回の続きになりまして、本日は「収納」についてです。
弊社のお客様でも、ご要望をお伺いしていると必ずと言っていいほど聞かれるのが「収納をたくさんほしい」というご要望です。
リビング等スッキリ見せたいから収納は充実させたいというお気持ちはとてもよくわかりますが、やはり収納をたくさん作れば作るほど、部屋と同じくコストが上がっていきますので、どこにどれだけ作るかを考えていただきたい場所ですね!
ここで気を付けていただきたいのは
収納量を左右するのは「床面積」ではなく「壁面積」だということ!
単純に床の広さを見るのではなく、そこにどれだけ壁があるかを見るようにしていただきたいと思います。
物は床に置いて片付けるのではなく、壁に作った棚に片付けるからですね!
例えば、1帖の収納を玄関の土間部分につくるとしたら、平面図を見ると、小さくてあまり収納出来なさそうに見えるのですが、
その土間部分の天井までの高さが2.6mだとすると、その壁に1枚3cmの棚板を7枚つけたとしたら、幅1m69cm、高さが約30cmの置き場所が8段分出来ることになります。
ここにどれくらいの靴が置けるか換算すると、50足前後置ける計算になります。
平面図で見た1帖のイメージよりもたくさん靴が置けるんだなと感じませんか?
というわけで、収納に関しては壁面積を考えていただきたいと思います。
まず玄関土間収納ですが、もしここには基本的には靴しか置かないよ~という方は、先ほど書いたように1帖で充分だと思います。
もしそれ以外に衣類やキャンプ用品など趣味の物を置くとしたら2帖~3帖取っていただくと良いのではないでしょうか。
次に衣類や生活用品などを入れる収納ですが、
衣類に関しては、家族全員分を一括で収納したい派(ファミリークローゼット派)とそれぞれ個別で収納したい派(寝室にウォークインクローゼット+子供部屋にそれぞれクローゼット)の2つに分かれるかと思います。
一括収納派(ファミリークローゼット派)の方は3~4帖、
個別収納派の方はウォークインクローゼットを2~3帖、個別収納を0.5帖~1帖×子供部屋の数で計算してみてください。
生活用品の収納については、扇風機や除湿器や加湿器といった季節の物や、掃除機等、色々ある小道具を片付ける場所ですね。もし専用の収納を設けるのであれば1~2帖あれば充分かと思います。
次にキッチン近くに欲しい「パントリー」を考えてみましょう。
もしキッチン背面収納を作るのであれば、そこにかなりの収納が出来ます。そしてキッチンそのものにも結構収納できるので、パントリーは1帖あれば充分かと思います。
もし広めに作りたいとお考えであっても2帖で充分かと思います。
背面収納がない場合は2~3帖で考えていただいて、先ほどの生活用品の収納とパントリーを両方兼ねた部屋にしたい場合は3~4帖ほどで考えていただいて、先ほどの生活用品の収納は無くしてもらってよいと思います。
これで充分な収納が作れると思いますが、
合計してどれくらいの帖数になったでしょうか。
ここまで3回にわたっていろいろな場所の広さを考えていただきましたが、これらをすべて合計していただいたくとおおよその家の面積になります。
もしこの他に書斎が必要等、別の部屋が必要であれば、その数字も合わせてくださいね。
さて、どれくらいの広さになったでしょうか。
もし50帖だったとしたら、それを2で割った25坪があなたにとって必要な家の広さという事になります。
60帖なら30坪になるわけですが、ご家族の人数が多くなければ、また二世帯住宅でなければ、そこまでになった方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
では次回はその家を建てるために必要な土地の広さ考えてみたいと思います。