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平屋をオススメする理由(暮らし編その2)
お盆休みはいかがお過ごしだったでしょうか。
というか、台風直撃で、お休みどころではなかったですね
稲岡は13日16日は出勤しておりましたが、14.15日が連休で、連休だというのに台風という、まぁ何とも言えないお盆休みでした(^^;)
14日の夜は伊賀地域もすごい暴風雨で、本当に家が壊れるかと心配になるくらいでした。
東、南辺りからの風が酷かったので、
立地により、そちら側に遮るものがないお家は怖かった事とお察しいたします。(うちもです)
13日のお休み前に、事務所前の植木に支えの手を足して
以前から何度か書いている「茶綿」の中で一番大きく育っているものにも支えをしてあったのですが
茶綿の方はなんとか無事でした。(植木はミモザの先だけ折れてましたが泣)
すでに花を咲かせており、9月~10月頃には実がなりそうです。
とても楽しみです。
さて、台風の時にも
2階建てよりも平屋の方が強風による家の揺れは少ないので
平屋が羨ましい稲岡です。
というわけで本日は平屋をオススメする理由、暮らし編、その2です。
家を建てるなら
自然の光がたっぷり差し込む明るく開放的な家にしたい!
と思う方も多いかと思います。
我が家もダイニングからキッチンは薄暗いので、昼間でも照明必須で
明るい家がとっても羨ましい・・・
というわけで、それが実現できるような南向きの土地を選び
部屋をすべて南向きでつくり、南側に大きな窓をつくる。
そしてさらに快適に過ごせるようにと
断熱性能をガチガチに高めて住宅性能を上げ
夏と冬のストレスを緩和する。
というような想像をされる方も多いと思います。
もちろん、それで希望の要素をすべて満たし
理論上はとても素晴らしい住まいになります。
ただ、実際に生活し始めると
ちょっと思っていたのと違うな・・・という事も出てきそうです。
それは、南向きの土地で南向きに部屋を作りそこに大きな窓をつくると、
外から家の中が丸見えになってしまいます。
外からの視線をさけるためにカーテン必須で、カーテンを開けられない。
そのため、部屋は薄暗く
また光が届かない場所が出てくるし
外も、空も見えないので、閉鎖感も出てしまいます。
そうならないためには
間取りを考える際に外から丸見えにならないようにすることを考えないといけません。
これが「平屋」だと、
すべての部屋が1階のあるので、
プライバシーが守られていないと、すべての部屋の窓がカーテンだらけで
結局家の中が暗くなってしまいます。
そして
プライバシーや防犯性を担保するためにと
髙い塀を作ったり植栽で目隠しをしたりして
外構に多額のお金を使ったとしても
やっぱりそれだけでは十分に外からの視線を遮断できないので
結局カーテンに頼ることに・・・
これは平屋に限らず2階建てでも同じことなのですが
間取りを考える時には
動線や「居室やリビングは南側」にこだわるのではなく
プライバシーが担保されているかどうかも考えるべきだと思います。
明るさと開放感は
プライバシーが担保されていないと完全には実現できないからです。
カーテンがいらなければ
どんなに快適か・・・
また、カーテンが必要なくなるように間取りを考えると
カーテン代にかかるコストも削減できますね!
窓によっては
眩しさや暑さ寒さ対策としてカーテンもしくはロールスクリーン等を
設置したくなる事もあるかもしれません。
でも、それも「常に閉めっぱなし」「開けられない」窓でなければ
多くの時間を明るく開放的に過ごせることと思います。
というわけで
平屋を建てる際にはぜひプライバシーの担保についても考慮しながら
間取りを考えていただければと思います。