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平屋をオススメする理由(強度編)

前回のブログで山登りの事を書きましたが、他にも趣味がありました。→過去形。
もう15年以上、写真を撮るのを趣味にしてました。
きっかけは子どもです。まぁ、よくある話ですね。
子どもの記録を残したいと思ってカメラを買ったのがきっかけです。
当初はデジタルカメラはあまり普及してなくて(どんだけ昔やねん笑)フィルム一眼レフを買いました。
が、その後すぐにデジタルが普及し始めて、動画も写真も1つのカメラで撮れるようになり、そうなると動画メインで撮れるカメラを買い直したりして・・・
それが、数年後、一周まわってまたフィルムカメラに目覚めて、そこから10年くらい、ずーっとフィルムカメラを使っています。

ところが、下の子供たちが大学生になり、家から出て行ってしまうと、すっかりカメラを触らなくなりました。ここ数年は子ども以外も、例えば出かけた時にも撮ったりしていたのですが、老眼でピントがあいにくい(^^;) 重いカメラを持ち歩くのが苦痛(スマホでええやん)と、年齢に負けてしまっている稲岡です。

さてさて、本題ですが、

前々回のブログの続き、今日は「強度編」です。

現在では耐震性の高い家を建てることが当たり前になってきましたが
そのことを考えるとやはり「2階建て」よりも「平屋」をオススメします。

2階建ての家は平屋に比べると家のバランスが悪くなりやすいからです。

一般的に2階建ての家の壁量は
1階より2階のほうが多くなりやすいです。
間取り的に、1階はリビングダイニングという大空間があり
2階には寝室や子供部屋というように細かく区切られることが多いため
1階より2階の方が柱や壁が増えて、
上からの荷重が大きくなるのに、その下の支えている1階に柱や壁が少なくなってしまうというわけです。

さらにはリビングダイニングを明るくしたいという理由から
1階には窓の量が多くなりがちです。

また一般的に南側に多く窓をつくることが多いですが
2階の南にベランダやバルコニーを張り出してつくると
支える壁が少ない南側に大きな負荷をかけることになってしまいます。

例えば
2階建ての家に耐震性能3を取りたい場合
間取りに制限が発生してくることがあります。
大空間のリビングの真ん中に壁や柱が必要になったり
窓のサイズを小さくしないといけなくなったり・・・・
さらには何かしらの「制振装置」を設置しないといけないかもしれません。

また2階建ての家と平屋を比べた時に
台風などの時の強風の影響を受けやすいのも2階部分ですよね。
さらには大型車がよく通行する道路に面していると
同じように2階部分が揺れやすくなります。
それらは地震に比べると小さな揺れではありますが、
日々小刻みに揺れを受けることになります。

というわけで2階建ての場合は耐震を強めるためにかかる費用が
平屋よりもかかってくることがあります。

先程書いた「制振装置」も平屋の場合は基本的には必要ないですし。

家を建てる時には「土地に合わせること」も大切です。

例えば周囲に家が建っていない場所だと、
台風などの時の風を遮る建物が近くにないので
強風の影響をもろに受けることになりますし。

でも、だからといって周囲が建物に囲まれた土地だと
日当たりが悪くて家が薄暗くなるのではないか、
また、周囲から丸見えで居心地悪くなるのではないか
という心配が出てくるかもしれませんが

それは間取りによって解決できることがほとんどです。

ただ、近隣に建っている家には気を付けたいですね・・・
すごく古い家が建っていたり何年も住んでいない空き家だったりすると
地震の時に家が倒れ掛かってくるかもしれないですし
シロアリが飛んでくるかもしれないですし。

そのような事も考慮しつつ、出来るだけ平屋をご検討されることを
オススメします。