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平屋をおススメする理由(コスト編)
8月になりました!
本当に毎日暑い日が続きますね・・・毎年毎年「猛暑」とか「例年より」とか言っている気がします
暑い中お仕事をしてくださっている皆様には頭が下がります。本当にお疲れ様です。ありがとうございます。
我が家は古いので、今のお家は断熱もしっかりしているし、窓も当たり前のように2重サッシなので、快適さは全然違いますね!羨ましい稲岡です。
「羨ましい」は他にもあって、「平屋」「家の中が明るい」というのもめちゃくちゃ羨ましい稲岡です。
弊社で建てさせていただいているお家は80%くらいが「平屋」なのですが、
土地や家族構成などを考慮したうえで可能であれば平屋をおススメしています。
その理由の一つには「コスト面」があります。
「え?コスト?」と思われる方も多いかと思います。
コストには
家を建てる時にかかる「イニシャルコスト」と
家を持ち続けるためにかかる「ランニングコスト」の2つがありますが、
実は平屋だとどちらのコストも抑えやすいんです。
一般的には建てる時にかかる「イニシャルコスト」は平屋だと高くなると考えられています。
イニシャルコストには「土地代」「建築代」「外構代」の3つがありますが
これらは2階建てよりも平屋の方が高くなると思われています。
日当たりが良い平屋を建てるには広々とした土地にしないといけない気がするし
そもそも平屋は高そうですし
土地が広くなった分、庭づくりにもお金がかかりそうですね。
しかし実際には平屋を建てるとしても広い土地にしなくても大丈夫だったりするんです。
光の確保は間取りの工夫によって解決することが出来るからです。
そして建築代に関しては、2階建てにするよりも安くすることも不可能ではありません。
平屋には階段が必要ないですし、すべての部屋と収納が1階になるので、たまにしか使わない部屋もいらなくなりますし、間取りの作り方次第で廊下を無くすこともできます。トイレも1つでよくなりますしね。
つまりは2階建てよりも面積を抑えることが出来るからというわけです。
外構代に関しては
広すぎる土地を選ばず、敷地にムダな余白を作らないように設計すれば工事面積を抑えることが出来ます。
そしてさらにプライバシーと防犯とデザインに優れた外観の設計が出来れば、それをカバーするための工事が必要なくなるので、そこにかかる外構費用もカットできます。
というわけで、工夫次第で
高いと言われている平屋を、高くないように建てることが出来るというわけです。
ランニングコストに関しては
電気代、固定資産税、メンテ費用、水回りなどの改修費、増築費というようなものがありますが、
平屋にすると確実に抑えられるものが2つあります。
その1つは「電気代」です。
2階建てにするよりも部屋間の温度差を抑えることが出来ることはもちろんですが、
これからの住まいでは「太陽光発電」を付けることが普通になってくると思いますが、その場合も、平屋の方が2階建てよりも多くのパネルを設置することが出来ることになります。
そしてもう一つは「増築費用」です。
仮に将来、足腰が悪くなり2階に上がるのが厳しくなったとして
もし2階建ての家で、1階に部屋や収納が足りなくて増築するとすれば
それだけで300万~500万くらいかかってきてしまいます。
他にも外壁のメンテコストも、平屋の方が抑えられます。例えば足場を組むにしても、2階建てよりも安くすみますし、平屋であれば樋掃除等も業者さんに頼まなくても自分で出来るかもしれません。
というわけで、実は「高い」と思われている平屋ですが、実際にはそういうわけでもないので、将来的な負担を少しでも減らすためにも平屋を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。