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当たり前って何だろう?

少し前に書いた「茶綿の種」の続きですが、しっかり双葉が出てきています!

芽が出るかどうかわからないと言われていたけれど、良かったです(^-^)

大きくなるのが楽しみ♪

実はこの種は、綿や羊毛を紡いで糸(毛糸)を作る事をしている人からいただきました。
糸紡ぎは結構たいそうな機械を使うし中々難しいそうなのですが、自分の手でころころと回して紡げそうな簡易的な道具を使って、少しだけ紡いで糸を作り、ちょっとしたキーホルダーやアクセサリーなどを作る、というワークショップをする予定があるそうで・・・
色々な世界があるんだな~
と知らない世界の話を興味深く聞きましたが、残念ながらワークショップには日程的に参加できそうにないので、糸をつむぐ、という世界には入れなかった稲岡です。

編み物をしたこともあるし、機織りもしたことがあるのですが
どちらも毛糸を購入していて、まぁそれが当たり前だと思っていたのですが
そうやって紡ぐところから始める人がいるなんて驚きでした!

さて当たり前と言えばお家づくりにもある「当たり前」だと思われている事。
それは前回のブログでも書きましたが
家は最低でも30坪あるのが当たり前、という思い込みもありますね。

前回もお伝えしましたが
住みやすさ、使いやすさは家の大きさに比例しないですし
少しでもコストを抑えるためにも
家のサイズは最小限にとどめておくのがベストだと思います。

これからの長い人生の中で夫婦二人だけで過ごす時間は以外と長いもので
手に余るサイズの家を建ててしまうと
その分維持管理も大変ですし、維持管理にかかるコストもふえるので
そういう意味でも、今の暮らしだけにとらわれず、
将来の、先々の事まで考えたうえで家の大きさを決めるのが良いと思っています。

ただ、やっぱり
皆と同じであることの安心感から
そのような考え方になじめない方もいらっしゃるのではないかと思います。

でも、みんなと同じは実は間違っている事も多いんです・・・

坪単価<総額

坪単価は家が大きくなれば安くなり家が小さくなれば高くなります。
そして使う材料によって違ってくるのはもちろんですが
同じ材料を使って同じ面積で建てたとしても
家の形や土地の形によって違ってきます。

ですので坪単価というのは価格を判断するのに適切なものではなくて
それどころかそこにこだわるとただただ大きな家を建てることになり
結果家の総額は高くなってしまい
固定資産税も高くなり、電気代も高くなり、メンテ費用やリフォーム費用も高くなる・・・
という風にお金のかかる家になってしまいます。

例えば、
坪単価70万円の35坪の家と
坪単価80万円の25坪の家では
後者の方が坪単価は10万円も高いけど総額は450万円も安い、という感じです。

そして
みんなと同じという安心感は自由や安心感を手放す大きな原因にもなります。
この安心感が家の浪費につながり、お金の余裕を奪ってしまうこともあるのです。

例えば周りの友達が建てている家が35坪くらいが普通で
建築費用に3000万円かけているのが普通だったとしても
それと同じ選択をしてあなたの家計が苦しくなりそうだとしたら
それはどう考えても間違っています。

でも、友達と比べて劣っているような気持ちになったり
恥ずかしいという気持ちになったりするかもしれないですし
親からもっと大きな家にしたら?と言われたりして
迷うかもしれません。
でも、その感情よりあなたにとってベストな予算とベストな家づくりの計画を立てることをぜひ一番に考えていただきたいと思います。

最優先すべきは
家族の幸せと心の豊かさ
で、それを実現するのは大きな家でも無理して建てた家でもなく
お金にゆとりがある生活だと思うからです。

「当たり前」誰かにとって都合がいいルールであることが多いので
その当たり前は何のための当たり前か、ぜひ考えてみていただければと思います。