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間取りとコストの関係

突然ですが・・・
先日の事、いつだったかに行った「玉置神社」のリベンジに行ってきました!
以前行った時に参拝し損ねた玉石社の方まで行きたかったからです。

その日はそこそこの良いお天気の日でしたが、玉置神社辺りは相変わらずのものすごい霧でここだけかなりすごい雰囲気でした。

玉置神社、ご存知ですか?神様に呼ばれないといけないとか、怖いとか、パワーが凄いとか、不思議体験とか、ネット検索するとそのようなワードがたくさん出てくるのですが・・・
確かに写真のようにすごい雰囲気なんです。
でも、心が洗われるような、様々な出来事が浄化されていくような、不思議で穏やかな気持ちになれるので大好きな神社です。(あ、私は全くスピリチュアルを感じる人ではありませんが、笑)

というわけで、ちょっとした現実逃避をしてきた稲岡です。

さて今日は間取りとコストの関係について。

家づくりの際に何を重視するかは皆様それぞれだと思いますが、
住宅会社も同じで、何に重きを置いて家づくりをしているか、は本当に様々ですね。

例えば「耐震」一つ考えてみても、
それを実現するための手段は会社によっていろいろです。

弊社では「耐震」にたいする考え方としては、
「平屋」にすることをお勧めしています。
平屋だと2階がないので上からの荷重が減りますし
日々の振動(強風やトラックなどが通った際の影響)や
大きな地震が起こった際の振動による劣化を軽減できます。
そして耐震等級3を取得したい際にも2階建てのような間取りの制限が出にくいので
比較的自由に間取りを作れるメリットがあります。

快適な暮らしを実現する家づくりとしては
・温熱環境
・プライバシー
・防犯性
・家事負担の軽減
が重要なポイントですが、
それらを間取りで解決するのが、弊社がご提案しているシンプルノートの家づくりのスタンスです。
それはなぜか…間取りで解決できるのではればそれは予算を最も抑えられる手段になるからです。

温熱環境に関しては、
良い断熱材を使用することはもちろんですが、
空気の流れを遮断する廊下を極力なくしていくこと、
そして部屋数や部屋の広さを見直すことで家をコンパクトにして
冷暖房効率を高めるようにしています。

さらには、窓が減らせるような工夫も間取り作りに取り入れています。
窓がたくさんあると、一見明るくて開放的な家になるような気がしますが
実際には、
壁が減るので耐震性は劣りますし、断熱性能も悪くなってしまいます。

ですので、最小限の窓で家全体に光が届けられるような間取りにすることが大切で
またカーテンが必要のない窓と間取りにすることで
家の快適性を最大限に高められるのです。

家がコンパクトになれば家の価格は抑えられますし、
窓が少なくなっても家の価格は抑えられますし
カーテンがいらなければその分の価格は抑えられ、かつ煩わしいカーテンやカーテンレールのお手入れからも解放されますね!

防犯面に関しても、
間取りで解決することが出来れば、そこにかける余分な出費が必要なくなります。
防犯対策のためのシャッターや目隠し植栽、塀などが必要なくなるからです。

最後に家事負担の軽減についてですが、
実は寝室や子供部屋が2階にある間取りだと、リビングにモノが集中して
片付けにくい家になってしまうのです。
でも平屋を基本に考えると、自分の部屋に自分の荷物を持って行きやすくなるので
リビングにモノが溢れにくくなります。

そして収納も、
2階にたくさん収納を作っても、それらはとても使いづらいものです。
1階に収納がたくさんあると圧倒的に片付けやすくなりますし、

また、お洗濯を干しに行くのも
わざわざ2階に干しに行くよりも、
洗濯機から数歩で干せた方が圧倒的に楽チンですよね!

このように弊社では
長く快適に暮らしていくためのお家づくりを
より生活に密着した視点で間取りを考えることによって
余分な出費を増やさないようにしてお家づくりをご提案させていただいています。

お金をかければお家の性能をどんどんあげることが可能になりますが、
それが予算を大幅に超えることになり、
月々の返済額が予定を大きく上回ってしまったら
その先の暮らしは本当に「快適」なでしょうか。

そのような考え方から間取りをご提案させていただいています。
また、次回には建ててからのランニングコストについても考えてみたいと思います。