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家づくりで大切なことはゴールから考えること

山登りでは、「登る」というプロセスも楽しいものですが、やっぱり頂上についてからの達成感や景色を見ることや頂上で食べるお昼ご飯(頂上で食べない事もありますが)が楽しみで、それを目標に心が折れそうになっても頑張って登っている事があります。

頂上までついてみると、思っていたよりも美しい景色だったりして、感動することもあり、またどこかの山に登りたいと思うようになります。

そして、「この山に登ろう」と決めたら、やっぱりしっかりと事前調査をして、頂上までのコースタイムがどれくらいかかるのかとか、どんな様子なのか(岩場があるとか沢があるとか)とか、もちろん天気予報もチェックします。
入念に下準備をしているんです。

話は変わりますが、家づくりでも、決して見切り発車は良くないですよね。
皆さんそれはよーくわかっていらっしゃるはずなのですが、まっ先に土地探しを始めてしまう・・・という事がよくあります。

土地にお金をかけ過ぎないためには、きちんと資金計画をして予算が決まった後に、土地にどれくらい、家にどれくらいお金をかけられるかを知っていただいてから土地探しを始めていただきたいのですが、
それだけでなく、住みたいエリアの土地の広さに合わせて
どんな家が建てられるのか
どんな家にしたいか
を先にイメージしておくことも大切です。

あらかじめご自分たちの予算と要望でどれくらいの家が建つのかを知っていただくと、土地探しをする広さも決まりやすくなります。

これは、実は外構工事にかかる費用を抑えることにもなるんです。

例えば、あなたが予算内で買うことが出来るエリアの平均的な土地の広さが50~60坪くらいだとして
あなたはどんな家をイメージしますか?

このように「逆算して考える」ことがとても大切なんです。

上記の土地の場合には2階建てだけでなく平屋を建てることもできます。
2階建てにするか平屋にするかの違いを外構で考えると、土地の余白が増える分2階建ての方が外構費用が高くなります。

そしてどんな間取りにするかでも外構工事の費用は変わってきます。

家の中が外から丸見えになる間取りでは塀や目隠しのための植栽が必要になるため、窓や間取りの作り方で外構費用が変わってくるんです。

平屋にしたい場合にはそれなりに広い土地が必要だと思っている方がおおくいらっしゃるのですが
家の中の広さを
リビングが18帖、
水回りは6帖、玄関ホール2帖、寝室とウォークインで9帖、子供部屋4.5帖×2
ファミリークローゼット、トイレ・・・

等と考えていくと、実はそこまで広くなくても、60坪前後の土地でも建てることは可能なんです。

すごく価格が安い土地があったとしても、無駄に広い土地にしてしまうと、外構工事の予算がかさみ、結局家を小さくせざるを得なくなるか、大幅な予算オーバーになってしまいます。

まずは、資金計画をきちんとして家と土地にどれくらいの予算をかけられるのかを把握する事、
そしてどんな家に住みたいか、というよりも、どんな暮らしがしたいか、を考えて家の広さを考ること、
それから土地探しを始めていただければと思います。

間違った予算設定と、間違った家づくりの進め方をしないように、ぜひ気を付けましょう!