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開放感のある家にしたい?
突然ですが・・・
「玉置神社」ってご存知でしょうか?奈良県の十津川村にあります。三重と奈良の県境あたりですね!
もう何年も前から行って見たいなーと思いながら行く機会がなかった「玉置神社」に少し前に行ってきました。
玉置神社は「神様に呼ばれないとたどり着けない」と言われている神社で、実際私の友達も、行こうとした日に車のトラブルがあっていけなくなって数か月後にリベンジしたそうで。
果たして私は神様に呼ばれているかいないか・・・笑
結果、ちゃんと行けましたよー\(^o^)/
梅雨時期だったのでしっとりと霧が深くてものすごいマイナスイオンでした!
物々しい雰囲気ですが、心が落ち着くというか。
強力なパワースポットといわれていますが本当にそう感じました。
樹齢3000年と言われている神代杉や夫婦杉など数々の巨樹があり、見どころ満載です。
雨は降っていなかったのですが薄暗く、ずっと霧が出ていたのですが、一瞬太陽が出たかと思ったら杉の間から光が!
神々しい瞬間に出会うことが出来て、すごくラッキーでした。そして「私は神様に呼ばれてたんだー」と気持ちよく帰ってきたのですが・・・
ところが・・・
下調べもせず急に思い立って行ったのですが、玉置神社には正しい参拝の順番があるらしく( ̄▽ ̄)
帰宅後にネットで復習?(笑)している時にそれを知りました(>_<)
ですので順番を全く無視して参拝していた私。なんなら一番大切なところも見ていなかったという・・・これはリベンジせねばなりません(笑)
このような神社だと、薄暗く静かな雰囲気がとても良いのですが
日々の暮らしではやっぱり明るいお日様の光が良いですよね!
お家を建てる時も、お家時間のほとんどを過ごすリビングやダイニングキッチンは明るくて開放的な空間にしたいとお考えの方がほとんどだと思います。
そのためには出来るだけリビングダイニングを広く作って採光が確保できるように大きな窓を作って、さらにはその窓の外には広々とした庭と作りたい・・・
というご要望をお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。
でも、実際、この計画通りに建てた家は本当に明るく開放的な空間になるでしょうか?
「明るくて開放的な空間」を台無しにしてしまう原因になるものがあります。
それは「カーテン」です。
明るい空間にするためには窓から入ってくる光を遮らないようにしなければいけませんが、カーテンはそれを遮るものだからです。
外からの視線が気になるからと設置して閉めているカーテンは、光も遮ってしまいます。
また、開放感が感じられるかどうかは、広さだけではありません。空間に奥行きが感じられることも大きな要素になります。視覚的に広がりが感じられるかどうか、がポイントです。
では「カーテンを付けなくてよかったらどうでしょうか?」
それにはまずリビングダイニングが周囲から丸見えにならないようにすることが必要です。
設計によってそれが出来れば、リビングにたくさんの光が差し込んできます。そして次にその光を全体に拡散させなければいけません。
そのためには、壁紙等、室内に使う素材は基本的なところを白で統一することがおススメです。白は最も光の拡散効率が上がる色だからです。
また、解放感を出したくて天井の高さをあげたいというご要望もありますが、天井の高さだけをあげてもそれほど開放感が上がるわけでもなく、ましてやせっかく天井の高さをあげてもカーテンをしめっぱなしだと視覚的な広がりは感じにくくなります。
それよりも、天井の高さと室内のドアや窓の高さを揃える方が、はるかに空間の奥行きが感じられるようになります。
抜け感がずいぶん変わりますし、天井付近まで光が拡散するのでより明るい空間が実現できるんです。
これらを設計の段階で想像することはとても難しいと思いますが、
建ててから「想像と違った」という事にならないように、以上の事も考慮しながら間取りを考えていただければと思います。