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突然ですが
数年前に日本の年金問題が一斉に取り沙汰されたことがありましたね。老後2000万円問題です。

最近は聞くことが少なくなりましたが、日本の年金制度だと老後不安は若い方でもあるかと思います。

現在65歳の夫と妻がパート世帯の年金額は平均21万円くらいだそうですが、
現在40歳の方だと約20％ダウンになるとも言われており、そうすると17万くらいに
現在30歳の方がもしさらに約20％ダウンになった場合は、13万円くらいになってしまいます。

これに対してリタイヤした後の夫婦の最低生活費は約22.5万円だと言われており、
これだと単純に足りないという事になりますね。

政府が「老後資金は自分で準備を」「貯蓄より投資を」等言うようになって
なんだかなぁ　という気持ちもありますが、
今回はこのことを考えてみようと思います。

まず年金支給額ですが、
受け取り年齢を65歳よりも早めることも出来れば遅らせることもできます。

早めようと思えば60歳から受け取ることが出来ますし
遅らせようと思えば75歳まで遅らせることが出来ますね。

早めれば支給額はその分割安になりますし
遅らせれば支給額は割高になりますので
少しでも年金支給額を増やすためには遅らせるしかなくて
出来れば75歳まで伸ばすことで84％増やすことが出来ます。

これを先程の計算に充ててみると
17万円×1.84＝31.28万円（40歳の方）
13万円×1.84＝23.92万円（30歳の方）
となり、75歳以降はなんとか暮らしていけそうな資産になります。（今の価値感でですが）

じゃあ75歳まではどうしたらいいのか？
というと、75歳まで働き続けないといけなくて
それはそれで大変ですね・・・

ただ、人生100年時代と言われていますし、
健康でいれば、75歳まで働くこともできると思いますし
逆に、健康であれば、65歳でリタイヤしてしまったら退屈かもしれませんね。

現在勤めている会社が75歳まで在籍できるか（存在しているかも含めて）
その可能性が高ければいいのですが、
その可能性が低そうであれば、
また仕事内容によっては続けるのが無理なのであれば、
今のうちから自分なりのスキルを身に着けておくことも必要かもしれません。
そして、
それなりの収入を維持しつつ働き続けるためには
やっぱり健康でいなければいけないなと思います。

後は、今のうちから老後に向けた資金準備は大切ですね。
子供たちが卒業するまではとてもじゃないけど貯蓄をするゆとりはないかもしれません。
でも75歳まで働く事を前提に考えると
現在40歳で子どもの年齢が7歳だとしたら、
今から働ける35年のうち、15年（子供が22歳で大学を卒業するとして）は子供のために貯蓄をし
残り20年は自分の老後のために貯蓄をする。
という計画も出来るかと思います。

お金に関する考え方や働き方、価値観は人それぞれあるので、
あくまでも個人的な意見になりますが、

今からマイホームを持つことを考えるご夫婦だと、
子供たちへの投資と自分たちの老後資金、これらの事を考えて
これからは共働きが必須かなと思います。
なおかつ、ご夫婦ともに出来るだけ長く働き続けられれば
そして奥さんの給料には手を付けなくても暮らしていけるように
ご主人の所得の範囲内でお家づくりが出来ることが理想かなと思います。

もしかしたらこれはかなりシビアなお話かもしれませんが
楽観的に考えすぎないように、
頭の片隅にこのような事もチラッと考えておいていただけたらと思います。

ぜひ、無理のない予算で、お家づくりも考えてみてくださいね