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土地探しの前に知っておいてほしいこと
いつだったかのブログで
「そのうち、キャンプデビューしました!とお話しするかもしれません」というようなことを書きましたが…
とうとう?笑 キャンプデビュー!
と書きたかったのですが…
かくかくしかじかで、未だデビューできず…
キャンプ場巡りだけしてた稲岡です笑。
いえ、それも違うか…
キャンプ場巡りをしようと思ったけどキャンプ場1つだけ見てきて終わった。
というのが正しいです。
こちらは琵琶湖の「マイアミ浜オートキャンプ場」です。
見学が5時までなのにギリギリの4時半に到着。
でもぐるっと各サイトを速足で見てきました!
そして私が気に入ったのがこの辺り。
ここにテント貼って美味しいもの食べてお酒飲んで音楽聞いて夕日を眺めたり
早朝から朝日を眺めながら散歩したりまったり朝ごはんを食べたり…
うわ~楽しそう♪
ってキャンプしたことないのに想像で書いてます笑
知らない私は良い方へ良い方へ想像するんですよね~
でもキャンプ歴の長い友達はもっと現実的。
ここは砂浜だから結構長いペグが必要になるよ。
そしてこれから冬になり風が強くなると
湖を眺めるようにテントを貼ったりタープを貼ると風で砂が巻き上げられて
砂だらけになるかもしれないよ
・・・
なるほど、何も知らない私が良く調べず
見た目の印象だけで安易に決めると
後から後悔するかもしれない…というわけですね!
この場所が良いなら、
選ぶ季節や持ち物やテントの張り方をここに合わそうね、というわけです。
さらに、もっというと、
実際にキャンプする前に
こうやって見学するっていう事もあるんだな~
とそれすら新鮮に思った稲岡でした…
デビュー前に勉強になりました!
さて、家づくりにおいても
土地購入からされる方には
その土地の見た目の印象だけでなく、
ぜひ敷地の使い方について(その敷地にどんな家を建てるのか)
考えていただきたいと思うのですが
今日はそのことについてお伝えできたらと思います。
まずその土地にどれくらいまで建物を建てるかということについてですが
敷地を出来るだけ有効に使えるように考えてみていただけたらと思います。
それは、敷地に余白があるとその分外構工事の面積が増えますし
その分庭の維持管理の手間もコストも増えますし
また、出来るだけ1階に部屋や収納を充実させた方が
子育て期間中も老後も圧倒的にお住まいしやすい家になるからです。
洗濯動線
片付けや掃除
それらに上下移動がなければ家事負担がかなり減りますから。
というわけで弊社では
出来るだけ敷地いぱいに建てるように
プランニングさせていただくことが多いのですが
そのために知っておいてほしいことがあります。
それは
「土地は南向きが良い」
という概念です。
たしかに南向きの土地は人気で、それは日当たりが良いからなのですが
南向きの土地にこだわって土地探しをして
見つけた土地を購入し
部屋をすべて南向きで作って南に大きな窓を設置すると
それらは結果的にコストの増加になり
また使いにくい家になり
耐震性の劣化を引き起こす可能性があります。
コストの増加は
南向きの土地で南側に部屋を配置し大きな窓を設置すると
道路から丸見えになってしまうので
カーテンは必須、
また目隠しのための塀や植栽も欲しくなり
防犯のためのシャッターや塀や門なども必要になり
全ての部屋に日当たりを担保したいために
2階建ての家を建てることになり
それらの結果、外構工事面積が増えて外構費用が高くなります。
そもそも南向きの土地は割高ですし…
使いにくい家になる理由は
全ての部屋を南側に配置すると
必然的に2階建てになりますし
そのことで洗濯動線や片付けや掃除の負担も増えるからです。
耐震性の劣化の理由は
確かに耐震等級3の壁量をつじつま合わせで確保できたとしても
壁量バランスは南と北で大きく崩れ
上下の壁量バランスも悪くなります。
LDKなど大空間を配置する1階は壁の量が少ないのに対して
2階は各部屋を区切るために壁量がどうしても多くなってしまい
バランスが悪くなるからです。
それらを考えると「日当たりの良い明るい家」にしたいとしても
「南向きの土地」にこだわる必要はありません。
では間取りはどうやって考えるのか
家を明るくするためには
直射光にこだわらなくても天空光をうまく取り入れることで可能になります。
天空光で良い部屋と
直射光を取り入れたい部屋を区別すること
それをご理解していただければ
「平屋は無理」とあきらめていた土地でも平屋を建てることが出来る可能性がアップします。
というように
日当たりや明るさ、暮らしやすさは
土地で決まるのではなく
設計によって決まるという事を
ぜひ知っておいていただけたらと思います。