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少し前になりますが、延暦寺に行きました。
たまたま知らずに行ったのですが、根本中堂の大改修を行っていて、見学できるようになっていて、屋根の改修の様子が見られます。
これが中々すごくて、写真ではわかり辛いと思いますが、屋根部分の板の張替えの様子は圧巻でした！気の遠くなるような作業・・・でもとても美しくて、これはすごい！と感動しました。

これは、「平成大改修」との名前がついていたので、何年計画でされている改修なのか、詳しくは知りませんが、今の資材高騰によって、予算が変わって大変なのではないか・・・そんな事も考えてしまいました。（仕事柄ですね笑）

何度か書いていますが、新築戸建て住宅では、コロナ前と同じ家を建てても500万円くらい、いえそれ以上かもしれません、高くなってしまっています。

木材の価格高騰は落ち着きましたが、世の中の物価高の流れを受けて、水回り設備や照明器具なども定期的にじわじわと高くなっていますし、この価格は高止まりする可能性は高いです。

そんな中なので、これまで通りの考え方で家を建てていたら、負担が増えるばかりになってしまいますね。

つまりは、欲望のままにプランしていくと確実に予算は上がってしまう。ということなんです。

予算をカットする具体的な方法として
まず考えていただきたいのは、「ご実家に使える土地が余っていないか」
ということです。
土地を買わなくてよくなれば、それだけで1000万円ちかい予算カットになりますね！

ここは感情的な理由もあるので、難しいなと思う方もいらっしゃると思います。

でも、もしもそれが可能なのであれば
一度真剣に考えてみられても良いのではないかと思います。

ただ、空いた土地にならどんなところでも建てられるというわけでもなく
また、場合によってはかなりの費用と時間がかかることもあるので
「実家の空いたところに建てたいな」と思った方も
一度建築会社にご相談してくださいね！

そして、そのような土地がない、もしくは感情的にちょっと厳しいという方は
やっぱり土地を買わないといけなくなります。

その場合に知っておいていただきたいのは
「南向き」や「日当たりの良さ」にこだわらなくてもよい。
ということです。

一見すると南向きの土地や日当たりの良い土地はとても良い土地に思えますし
不動産屋さんからも勧められるかもしれませんが
実はこれらの土地は防犯やプライバシー対策のための外構費用や家の費用が割高になりやすいです。
さらに、同じ地域でも北向きの土地や日当たりがあまりよくない土地よりも土地価格が高いことがほとんどです。

家の明るさや心地よさは、土地の明るさや南向きかどうかにはあまり関係がありません。
そこは設計でカバーできるからです。

そしてもし可能であれば
「地域にこだわりすぎない」ほうが土地価格を抑えやすくなります。
人気の地域の土地は高いですから・・・

色々書きましたが
ようは土地探しを柔軟に考えてみていただけたら。というわけです。

こうやって書くのは簡単ですが、
実際のところはそんな簡単なものではないと思います。
でも、一度考えてみていただけたらと思います。、