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平屋のいいところと悪いところは?その2
以前、2月5日の投稿に書かせていただいた平屋について、その2ということで続きのお話になります。
前回書かせていただいた平屋の悪いところ(と思っていたところ)を払拭できるとしたら、やはり「平屋」を選択されるのがおススメです。もちろん土地条件にもよりますが・・・
ということで今日は平屋のいいところについて考えてみたいと思います。
この「いいところ」はあなたの暮らしをより豊かなものにしてくれるからです。
① 家が強くなる!
地震の時だけではなく、日常的に受ける風や台風などの強風による揺れや、トラックなど重量車両の通行による振動の影響が2階建てより受けにくいからです。
そして2階がないということは、上からかかる荷重も少なくて、構造が安定する大きな要因となります。
一般的な総2階の場合、1階はLDKのように大きな一部屋があるのに対し、2階に寝室や子供部屋といった部屋が配置されるので仕切りが多くなり重くなりやすくなります。またベランダが南側にせりだすと余計にバランスが悪くなりがちです。
②家事が楽!
これが一番うれしいメリットではないでしょうか!
例えばお洗濯を2階のベランダに干す場合とワンフロアですべての作業が行える平屋だと労力が全然違います。お洗濯は干すだけでなく取り込んで畳んでしまう作業もありますので、もしすべての洗濯をいったん1階のリビングなどに取り込んで、畳んだ後でまた2階の各居室へしまいに行く・・・この作業がすべて1階で、そしてもしファミリークローゼットを設置したりすると随分楽になりますね♪
収納が1階にあると片付けも楽なのでお家が散らかりにくくなります。特にお子様の物がリビングにあふれかえるのを防ぐことも出来そうです。(学校から帰った子供さんが毎日ランドセルを2階の自分の部屋に片付けに行けるでしょうか・・・(^_^;))
子供さんだけでなく、私たち大人も、寝室が2階にあるよりもリビングのすぐ横にある方が片付けやすくないですか?
掃除も平屋の方が楽ですね!階段のお掃除は意外と大変なものです・・・
③家族の成長に合わせて住みかえやすい
これも大きなメリットです。
お子様が小さいうち(まだ子供部屋を使わない間)は子供部屋を客間代わりに使用したり、そしてお子様が巣立ってからも、子供部屋を別の用途に使用することもできますね!例えば趣味の部屋にしたり、客間にしたり、ご夫婦別の寝室にしたり(快適な室温がご夫婦で違うので、年齢を重ねていくと別室で寝たくなるご夫婦もいらっしゃるそうですよ笑)もしかしたら親御さんを引き取ることになっても使用できますね!
建てた時だけでなく、ずっとすべての部屋を無駄なく使うことが出来るんです。無駄がない家にしやすい!ということですね(^_-)-☆
老後に必要と想定されるムダな出費を抑えることも出来ます。
例えばあなたのご両親が家を新築することになり、出来上がったプランを見たら寝室が2階だったらどうしますか?
「今から年とっていくのに、2階の寝室なんて危ないやん」
と反対しませんか?
歳をとらない人がいません、今は若いあなたもいずれは老後がやってきます。もし居室がすべて2階にあったら、老後に増築する必要も出てくるかもしれません。
老後に、寝室も洗濯干し場も、収納もすべてが1階だと改築や増築の費用はかかりませんね!
このように、「暮らし」を考えてみると安心や安全の面でも平屋は優れているし、使いやすさも、老後のことも、平屋のメリットは大きいと思いませんか?
ただ、やっぱり敷地条件によります。
広さだけでなく形状や周辺環境や、家族構成や、様々な要因により平屋が建てられないこともありますが、
2階建てありきでお家を考えるのではなく平屋を基本として家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。