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結局、家は建てない方が良いのか?

ちょっと懐かしい写真を掲載してみました(^^ゞ

お家とお店の建築をさせていただいた洋食屋ポテト様の建築前の様子です。
ひろ~い敷地に、お家とお店をどの位置にどのように建てるか、基礎屋さんや設備屋さん(浄化槽設置位置の相談等)と現地打ち合わせしている頃です。

とても重要な打ち合わせなのですが、オーナー様にとっては「いよいよ始まる♪」とワクワクされる頃ですね!

さて、今日は「結局家を建てる方がいいのか建てない方がいいのか・・・」
についてなのですが

ポテト様のお店のように「家」は収益を生むわけではなく
そして多くの方はかなり長期間にわたりそのローン返済に縛られることになるので
とくに不安定な情勢の中ですと
「建てない方がいい」
とお考えの方もいらっしゃると思います。

ただ、個人的には、出来ることなら「建てた方がいい」と思っています。

その理由の1つは
家を建てた時点でご家族への保障が手厚くなるから。

そしてもう1つは
家を持つことで暮らしの基盤が整うことです。

まず、最初に書いた「ご家族への保障が手厚くなるから」という事についてですが
これは本来は ”あってほしくない事” ”望ましくない事”なのですが
あえて書きますね。

家を建てる時、多くの方は住宅ローンを組みますが、
住宅ローンの金利の中には「団体信用生命保険」という生命保険への掛け金も含まれています。
一般的には、この団体信用生命保険に加入しないと住宅ローンは借りられない事になります。
これは、ローンの債務者(一般的にはご主人)にもしもの事が起こった場合
住宅ローンの残額がゼロになる というものです。

ということは毎月の返済がゼロになるということなのですが
もしもの事が起こったという事は、収入も丸々なくなるわけですので
「そんなくらいでは全然生活していけない・・・」
と思われるかと思います。

ただ、債務者にもしもの事がおこれば収入もなくなりますが同時に出費もなくなります。
車も必要なくなり、という事は維持費も不要になりますし、生活費全般が必要なくなります。
ですので、これらを含めるとかなりの出費を軽減できるという事なのです。

そして未亡人となった方には遺族年金が国から支給されますし
もしお子様が小さければさらに上乗せ分の年金が支給されます。

それらを考慮すると、実は経済的な事だけで言うなら
今までとそんなに変わらず暮らしていくことが出来ます。

と、「もしも」の事を書きましたが
本来それはあってほしくない事ですし、どんどん長寿化しつつある今では
その可能性はかなり少ないのですが、
とはいっても可能性はゼロ%ではないので、一応知っておいていただければと思います。

そして、それを考えると、住宅ローンを借り入れる際には
生命保険は見直しをする必要があるという事ですね。

もう一つの理由、「暮らしの基盤が整う」という事に関しては
これは誰もが想像できることかと思いますが
持ち家を持つという事は資産が出来るという事で
そこで生活する暮らしと
他人の資産である賃貸で暮らすのとでは
気持ちの持ちようが変わってくると思います。

家と家族を守っていくために仕事を頑張る活力にもなると思いますし
家に愛着もわき、大切に使うようになるでしょうし
子供たちに実家を作ってあげたことにもなります。

住宅ローン返済はあるものの
「将来どこでどうやって暮らしていこうか」
「子ども達が大きくなったら部屋をどうしようか」
というような漠然とした不安もなくなりそうです。

また賃貸の時のようにお隣や上階、下階の人への音等で気を使うこともなくなりますね!

というわけで個人的には家を持った方が良いと思っています。

ただ、その持ち方については考えないといけないかなと思います。
持ち方というか、そこにかける予算について、です。

例えば35年ローンを組むとして、毎月の返済金額が3万円代わると
3万円×35年×12か月=1260万円も違ってきますよね。

もし、その3万円を住宅ローンに充てるのではなく
35年間、年利3%で資産運用したとすると、
3万円×12か月×3%=37万800円(1年目)
370,800円+(3万円×12か月)×3%=752,724円(2年目)
752,724円+(3万円×12か月)×3%=1,146,106円(3年目)
これを35年まで続けると
22,429,340円になります。

なんか、凄くないですか?
資産運用は確かにリスクもありますし、絶対にこうなる とは言い切れませんが
でも、20年間非課税になる積み立てNISA等をうまく利用していくことで
将来的な資産はかなり違ってくると思います。

お家づくりを始める前に、ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。