ブログ-blog-

南向きの土地に家を建てる場合

6年前の4月に祖父の家の近くで撮った娘たちの写真・・・これは高校入学のときのですが、気づいたらあっという間にもう大学4年生です💦
子育てってホントに早い。小さい子供さんをお持ちの方はきっと毎日大変で、「早く大きくならないかなぁ」「自分の時間が欲しい」って思う事も多いと思いますが、本当にあっという間なんです…
たくさんたくさん思い出を作っておいてほしいって過ぎてしまった今は思います。
さて、我が家の娘たち、一人は保育士2年目。クラス担任がかわり、さっそく「たいへんや~」と泣き言ラインが来ました。最後に「愚痴ってごめんな」と送ってきたので「母親なんて愚痴ってなんぼのもんやで、どんどん愚痴り~」と返しておきましたが、こうやって私をはけ口にしてくれるのもいつまでなのかなと思うと、じーんと寂しくなります(笑) と、もう一人の娘は絶賛就活中。早く決まりますように・・・

さて、本題です。今日は南向きの土地に家を建てる場合についてお伝えしたいと思います。

南向きの土地は土地探しから家を建てようと思っている方にはとても人気の高い土地ですが、それは南側が道路だと、そこに家が建って日陰になることがないからで、実際に土地を見てみても日当たりが良く好印象だと思います。

ただ、結構広い土地を買わないと、駐車場と庭が一緒になって庭のプライバシーが担保しにくくなるし、そうすると子供たちが庭で遊ぶのも危なくなります。安全性や防犯性を高めるために、塀が必要になると、その分外構費用が高くなります。

また、南向きの土地は、実は家の中もプライバシーが担保しにくいんです。
それは南側に部屋を配置してそこに窓を作ろうとするからです。

そしてやっぱりプライバシーを担保するために、カーテンやシャッターを設置しないといけなくなるので、結局窓から入ってくる光を遮断してしまいます。

図面上、きっと明るいだろうなと思っていたのに実際住み始めると薄暗い部屋になってしまうのは、カーテンやシャッターが開けられないから、という理由もあるんです。

また、カーテンやシャッターが必要ということは、家にかかるコストも高くなるという事ですし、土地代も高くなるので、必然的に家にかかるコストがたかくなるということですね。

人気の土地なのにこのような欠点があるわけですが、実は南向き以外の土地に比べて、これらを解決するのが難しかったりします。

それは「せっかく南向きの土地を買ったから南側に大きな窓を設置してたっぷり光を採り込みたい」と思うからですね。

南向きの土地の一番の問題点は、
南側に大きな窓を設置してたくさん光を採り込もうとすると、プライバシーが担保されなくなるので、それを解決するためには様々なコストがかかってしまう。

ということなんです。

家の中でストレスなくくつろぐためには、周囲から見えない→プライバシーを担保できることが大切ですが、
そのために弊社では、これまで書いてきた西、東、北側の土地と同じように、基本的には家の正面には窓を設けない という間取りをご提案しています。

そして土地が広い場合は「中庭」を、土地が狭い場合には「吹き抜け」を、もしくは「吹き抜け」と「中庭」の併用をご提案しています。

もしかしたら、
「え?せっかく南向きの土地を買ったのに?」
と思われるかもしれませんし、友人や親御さんに図面を見せたら、否定されるかもしれません。また、家の南側に窓を設置するよりも家自体のコストは上がってしまうかもしれません。

でも、中庭や吹き抜けを取り入れた間取りだと、安定した採光と開放感、家の中と庭のプライバシーがしっかり担保された家になるので、
安心してくつろぐことが出来るようになります。

そしてカーテンやシャッターが必要なくなりますし、塀や目隠しの為の外構工事にコストをかける必要もなくなるので、家づくりの総予算は落とすことが出来るんです。

このようなことも知っていただくと、土地探しの幅が広がると思います!

ぜひ参考になさってくださいね!