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家づくりにどれくらいのお金がかかるのか その7

少し前の写真ですが、娘たちが「二人でタコパしてる」と送ってきたときのものです。
何度か書いていますが娘たちは現在大学進学とともに家から出て2人暮らし中。
双子なので高校まではずっと一緒で、大学からは別々になったとはいえ、二人で住んでいるので結局ずっと一緒・・・そろそろ離れたいようで大学卒業のタイミング、1年後にはそれぞれ一人暮らしすると今から決めているようです。
二人で住んでいると喧嘩することも多いし、生活パターンも違うので「ストレスになる」そうです(笑)同棲に疲れてきたカップルみたいなこと言うてます(笑)
とはいえ、やっぱりこうやって二人で飲みながら「タコパ」するとか、楽しそうでうらやましい一人暮らしの私。そしてやっぱり長年同棲しているカップルが倦怠期から脱出するために努力しているみたいですよね(笑)

さて、本日のブログはずっと続いてきた「土地の広さの出し方」の最終回となります。
土地の広さの出し方→家づくりにどれくらいのお金がかかるのかにかなり関わってくるので、家の大きさの視点から考えてきました。
建てる家の大きさがわかると必要な土地の広さが計算できるからですね。

そして前回からの続きで2階建てを建てる場合についてですが、
平屋と同様に「中庭」を作るかどうかで必要となる土地の大きさが違ってきます。
中庭がない場合は採光を確保するための余白を充分に設けないといけないのに対して中庭があると基本的にはその余白は必要なくなるからです。

さらに2階建ての場合は1階にどれくらいボリュームを持ってくるかによって必要となる土地の広さが違ってきます。

もし「中庭」をつくり、1階に子供部屋を配置するとしてざっくりと計算してみましょう。

玄関2帖
玄関収納2帖
リビングダイニングキッチン16帖
階段2帖
水回り全部で6帖
子供部屋2室で9帖
子供部屋の収納を各1帖ずつで計2帖
パントリーを3帖
中庭を6帖

これで計算すると合計48帖になります。

ここに玄関ポーチを1帖出して坪数に直すと24.5坪が1階に必要な面積ということになります。

そして駐車場台数が3台だとしたら、
1台に必要な広さ4.5坪として
4.5坪×3台=13.5坪が駐車場に必要な広さになるので

24.5坪+13.5坪+建物の周囲に必要な余白として10坪

=48坪

これが最低限必要な土地の広さというわけですね。

では次に「中庭」をつくらず、子供部屋も寝室も2階に作るとしてざっくり計算してみましょう。

玄関2帖
玄関収納2帖
リビングダイニングキッチン16帖
階段2帖
水回り全部で6帖
客間としても子供が小さい間や自分たちの老後も使える部屋として6帖
パントリー3帖
これに玄関ポーチ1帖を足すと35帖
坪数に直すと17.5坪ということになります。

そして駐車場スペース13.5坪
家の余白10坪

さらに採光のための余白として20坪をプラスしたら
合計61坪

これがこの家を建てるために必要な土地の面積という事になります。

ざっくりとした計算ではありますがなんとなくイメージしていただけたでしょうか。

2階建てを建てるとしても中庭があるかないか、また1階のボリュームによって必要となる面積は全然違ってきます。

そして必要となる面積が変わると必要な土地の広さが変わってくるので土地購入の費用や外構工事に必要な費用も大きく違ってきます。

ですので、単純に家の事だけを考えるのではなく、その家を建てるにはどんな土地が必要でどれくらい外構工事がかかりそうなのかを考えながら家をご検討していただければと思います。

「中庭」をつくると家が高くなると思っている方も多いと思いますが、たとえ家が高くなっても家以外の費用をそれ以上に抑えられたら、そして採光を十分確保できる快適な家づくりが出来るのであれば、結果的に良かったと思っていただけるのではないでしょうか。

お家づくりを始める際にはこのように総合的に考えていただければと思います。