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「住みやすさ」と「美しい外観」の関係

川森建築の建物前にあるコーヒースタンドで夏まで働いてくれていたスタッフが独立され、本日チョコレートショップをオープンされました。

私は仕事なのでオープンに伺えなかったのですが、今日お休みのスタッフが買ってきてくれました!オレンジとチョコレートのコンビが大好きな稲岡は、一番手前のスイーツがうれしすぎる!
美味しくいただきます!

さて、本日は「住みやすさ」と「美しい外観」について。

ホテルでは非日常を感じていただけるような空間づくりにこだわっているので、お客様の目に触れない場所にバックヤードを作っていますよね。
家も同じで、美しさにこだわるのなら、表と裏を意識しながら間取りと外観を作り上げる必要があります。

例えば窓について考えてみると

窓が景観を乱す要因になるのは、窓のサイズや高さが統一しない場合や、窓の数が増えると外壁に垂れジミが増えてしまう事ですね。
ですので表(正面)に水まわりを持ってくると、水回りの窓はサイズや高さを統一しにくいので景観を乱しやすくなるという事なんです。
ただ、最近ではお風呂やトイレに窓が要らないというご要望も増えたので、その場合は窓が景観を乱すという心配はなくなるものの

「換気扇」問題

が出てきます。水回りの換気扇が正面にいくつか設置されると、生活感が出やすくなるだけでなく、やはり汚れを外壁に付着される原因になります。
またエコキュート等の給湯器もそこに置かれることになるので、ますます家の表の景観が乱れてしまいますね。

というわけで水回りをどこに配置するかは家の外観を美しくするために考えたいポイントとなるわけです。

そして、後付けする可能性もあるので忘れがちなのが

エアコンの室外機と配線カバー

もしこれらが家の正面に来てしまったら、せっかく外観をカッコよくしてもとても残念な景観になってしまいますよね。

このような住みやすさと美しい外観を実現するためには、「家に対する固定概念」を払拭する必要があります。
例えば部屋は南向きで作らないと!という固定概念を北向きの土地でも守ろうとすると必然的に表となる北側に水回りが配置されてしまう・・・というような事です。
逆にこの固定概念のまま南向きの土地で適用すると、水回りは裏につくられるけど部屋が表に作られて、エアコンの配線カバーや室外機が表に設置されてしまった・・・
また、その南向きで作った部屋は外から丸見えになってしまうのでカーテンやシャッターを設置して、結局それらを開けることなく部屋が薄暗くなってしまった・・・
なんていうことにもなってしまうかもしれません。

これらは一つの例ですが、
家づくりでは「家の間取りはこうあるべき」というなんとなくのイメージをいったんリセットして考えていただくことが、住みやすく美しい家づくりにとって大切なことになりますので、ぜひ覚えておいてくださいね!