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開放感を手に入れるためには
川森建築の営業所の1階は倉庫なのですが、フリースペースとして開放している部分もあって、また敷地のスペースが広いこともあって、地域の方やいろいろなお店の方に利活用していただけたらいいなと思っています。
実は11月17日、先週の日曜日も、伊賀市内の人気のお弁当屋さん「弁当根暮」さま主催のプチマルシェが開催され、県内外から人気の飲食店や雑貨屋さんが集まり、大好評でした!
またこのような機会があります際にはインスタグラム等でお知らせいたしますので、ぜひお越しくださいね!
さて、今日は「開放感」についてのお話です。
窓をたくさんつくれば家の中が明るくなるように思いますよね。
でも実際には必ずしもそういうわけではありません。
窓の向こうに隣家が建っていたり窓の向こうが道路だったりすると、その窓からは光や日差しとともに視線も入ってくるからです。
つまり、その窓にはカーテンが必要で、場合によってはそのカーテンは全く開けることが出来なくなるので、思ったように家の中に光が入ってこなくなります。
というわけで
本当に明るい家にしたいとお考えであれば、
単純に方位だけを考えて間取りや部屋の位置、窓を決めるのではなくて
その土地の周辺環境も考えないといけません。
カーテンが閉めっぱなしだと、せっかく窓にしても外が見えず、抜け感が無くなり、開放感が無くなってしまうからです。
そして、開放感を出すために「天井を高くする」という方法もありますが
これについても、窓と同様でただ単に天井を高くすればそれだけで開放感が増すかというと
そういうわけでもありません。
先ほど書いたように、すべての窓にカーテンが設置されていてそれが閉まったままの状態だと、抜け感も開放感も感じられないからです。
また、天井だけを高くしても、ドアや窓を既製品サイズの2mを使用していると、天井とドアや窓の間に出来る壁(垂れ壁)部分が長くなってしまうので、天井付近に光が届きにくくなり、なんだか思ったより明るくならない、なんてことになる場合もあります。
というわけで
本当に開放感を手に入れたいとお考えでしたら、
実は天井を高くするよりも、天井とドアと窓の高さをそろえる方が、そしてカーテンのいらない窓にすることが最良の方法だったりします。
天井を高くするとそれなりにコストが上がりますが、この方法だとコストは上がりませんしね。
天井の高さにドアや窓の高さをそろえるというのは
ハイドア・ハイサッシを利用するという事になります。
ハイドア・ハイサッシを利用すると、垂れ壁が全くできなくなるので天井がずっと続いているように見えますし、窓から入る光の量が全く変わってくるので、その窓にカーテンがなければ、圧倒的な開放感が得られます。
曇りの日でも照明なしで過ごせるくらい、明るいリビングを手に入れることが出来ます。
このようなわけで、
開放感を手に入れるためには、間取りのアプローチの仕方や仕上げの方法が大切であると覚えておいていただければと思います。