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家の中に入る光の種類
昨日から地域限定ではありますが9月29日の相談会チラシをポスティングさせていただいております。
仕事の合間をぬって、半日ほどポスティングしましたが、とにかく暑い💦
うーん、現場でお仕事してくださっている業者様はきっともっと毎日暑いんでしょうね・・・
本当にありがとうございます。
そして暑さの中でお仕事されている皆様、本当にお疲れ様ですm(_ _)m
今回の相談会は「平屋を賢く建てる」相談会です。
平屋に対するイメージで言うと、「周囲に2階建ての家が建っている土地に平屋を建てると家の中に光が入らないのではないか」ということもありますよね。
そこで、家の中に入る光について、光には「直射光」と「天空光」があることを知っていただければと思います。
多くの方は基本的に「直射光」だけで採光計画を考えようとしてしまうのですが、どんな天気の日でも安定した明るさを室内に届けるためには「天空光」を取り入れる必要があるんです。
その理由は
直射光は熱が高く明るくまぶしい上に天候に大きく左右されるからです。
明るくまぶしく熱が入りすぎるとなるとそれを遮るためにカーテンが必要になりますが、そのカーテンによって光が遮断されてしまい採光計画が大きく崩れてしまいます。
また直射光を主な採光手段にしていると周囲から家の中が丸見えになるから曇りや雨の日でもカーテンが開けられなくなってしまい、ますます暗い家になってしまいます。
そこで知っていただきたいのが「天空光」なのですが、天空光は空気中の塵や水蒸気などで乱反射した光のことを言います。
では直射光だけに頼らない間取りづくりとは・・・?
建売住宅の広告を見ていると「全室南向き日当たり良好」という文言が入っているのをご覧になったことはないでしょうか。
建売住宅に限らず注文住宅でもそのようなお家がたくさん建っていますが、まず考えてみてください、「そもそも全ての居室を南向きで作る必要はあるのでしょうか?」
例えば寝室。
寝室は陽が沈んでから次の日に陽が上がり始めるまでに使う部屋ではないでしょうか。
ということは日当たりをそんなに重視する部屋ではないですよね?
子供部屋はどうでしょうか。
デスクワークを想像してみていただくと、朝から夕方までまぶしい光が差し込んでくる所で集中して仕事ができるでしょうか。
子供たちはそんな所で集中して勉強できるでしょうか。
集中して勉強するために遮光カーテンを閉めてまぶしい光が入ってこないようにして、照明で光の調整をすることになりそうですよね。
また、玄関や玄関ホール、廊下等も明るくはしたいもののそれは「直射光」である必要はないですよね。
そうやって居住スペースをすべて南向きにつくると、脱衣室やキッチンなどが直射光が入りにくい場所に追いやられがちになりますが、そうすると、天気の日なのに照明をつけないといけないキッチン、寒くてジメジメした脱衣で着替えをして洗濯物を干す、ということになります。
ではどうすればよいか・・・
というわけで次回は「天空光」を利用した間取りの考え方についてお伝えしたいと思います。