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電気料金を抑えるには

前回のブログが8月1日でしたので、すっかりお久しぶりになってしまいました💦
8月前半に上棟があったり、8月後半から9月にかけてのイベントの内容詰めたり広告作ったりで忙しくしていたのに、夏季休暇を長期で取らせてもらったので・・・はい、いいわけです笑

さて、伊賀市の新築現場では屋根工事も終わり、室内ではお風呂の施工も終わりました。着々と進んでいます!
写真でチラッとご覧いただけるかと思いますが、道路側には窓はありません。実はこのお家の斜め前くらいに郵便ポストがあり、郵便を入れに来る方が結構いらっしゃったり車通りも多いんです。ですので外から見えないように窓をつけていません。そのため外観もシンプルかつスタイリッシュな感じになるのでお楽しみに♪

本日のブログは電気料金について。

毎日これだけ暑いと冷房なしではとてもいられませんが、ずっと冷房をつけていると気になるのは電気料金ですよね。

思えば2022年後半に、電力会社が燃料調整費の上限を撤廃したことにより、オール電化住宅の電気料金が大きく跳ねあがり、それから意識するようになった方も多いのではないでしょうか。
また、電気料金は今後も徐々に高くなっていくといわれているので、今から家を建てようとお考えの方はいかに電気料金を抑えられるかというのも気になるポイントだと思います。

電気料金は住宅ローンのようにいつか終わりがあるわけではなく、ずっとかかり続ける費用ですから。

実は
家の断熱や気密を強化することは、「快適な暮らし」には大きく寄与しますが、新築の家同士で比較する場合、電気料金の節約にはそれほど大きくは関係ないんです。

国が発表しているデータによると、家庭の消費電力の割合で冷暖房が占める割合は30%にも満たない、給湯器と同じくらいの比率です。

冷暖房は、1年中休みなく使用する給湯器と比べると使用するのは1年の半分くらいなので、確かに納得できる数値ですよね。

つまり、もし仮に毎月の平均電気代が15,000円だとしたら、冷暖房が占める費用は4500円弱ということになりますね。

たとえ高気密高断熱の高性能住宅にしたとしても冷暖房の使用をなくすことは不可能なので、かなりのお金をかけて高性能化したとしても節約できる電気代はせいぜい20~30%くらいではないでしょうか。

ということは毎月平均1000円前後くらいが高気密高断熱化によって節約できる電気代ということですね。

家を建てた後50年その家で暮らすとしたら、節約できる合計金額は60万円くらいという計算になります。
もし、コスト的なことだけを考えるのであれば、性能アップによって高くなるコストがそれ以下ならコストを上げることなくより快適な住まいを手に入れることが出来るという感じですね。

家の性能を強化すると、多少の電気料金の節約をしつつ、より快適な暮らしを手に入れることはできますが、
いくら性能を強化したところで、給湯器や冷蔵庫、照明器具やその他のすべての家電製品の電気料金を節約できるわけではありません。

電気料金を抑える根本的な解決策は、「太陽光発電の設置」しかないというわけなんです。
太陽光発電を設置すれば、発電している間は電力会社から電気を買わなくてよくなるからです。
電気を買う量が減れば、燃料調整費や再エネ賦課金というような使った電気料金にふかしている費用も削減できます。

また、夜の使用電力量によっては「蓄電池」の設置も検討してもいいと思います。
蓄電池を設置すれば昼間に使いきれなかった電気をためておくことが出来るため、発電しない夜も電力会社から電気を買う必要がなくなります。

もちろん発電は天候に左右されるので、絶対とも完全とも言えませんが、基本的に電気は「自給自足」することを考えてみてはいかがでしょうか。

現在の電気料金は基本料金が高いのですが、昼も夜も電気を買わなくて済むのであれば、使った分だけ請求が来るプランに変更することで電気料金の節約になります。

太陽光発電の設置に関しては、建てる場所の条件によってどれくらいの発電が見込まれるかも違ってきますし、正直なところ蓄電池はまだまだ高価なので、弊社では一度シュミレーションを出させていただいて、そのうえでどうされるかをご検討いただいています。

太陽光発電の設置は持ち家一戸建てにしかできない、ある意味「特権」でありますし、今から新築される場合は屋根の広さや家の向きをそれに合わせてプランできるので、ぜひご検討されることをおススメします。

(ちなみに写真のお家も太陽光発電を設置されます!)