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家と土地のバランスに関する固定概念

突然ですが、「平屋」人気ですね(^_-)-☆

弊社にお問い合わせいただくお客様でも、平屋ご希望の方が多いです。

そもそも日本古来の家は平屋ですし、地震の多い日本に合っているとも思います。

ただ、

平屋を建てるなら2区画分くらいの土地じゃないと無理

と思われている方も意外と多く、今日は家と土地のバランスについてお伝えさせていただきたいと思います。

その前に、家についてですが
家は同じ面積で仕様も同じであったとしても、形によって価格が変わってきます。

例えば
同じ120㎡の面積の平屋を建てるとして
縦12m×横10mの家と
縦20m×横6mの家とでは壁の施工面積が違ってきますね。

縦12mの家の外周は44mですが
縦20mの家の外周は52mになります。

これだけを見ると、家は長方形に長くなればなるほど外壁面積が増えて高くなりそうですね。

家の形は、
ご要望や家族構成などでも変わりますが、土地の形状や方角にもかなり影響されます。
つまり、建築コストを抑えるには縦横の比率の差があまりない家に出来る土地を選ぶといいという事になりますが

仮に先ほど書いた12m×10mの平屋の家を建てるとして、どんな土地を選べばよいか考えてみたいと思います。

間口が10m、奥行きが12mとして考える場合、
家の前に駐車スペースを取るとして、奥行き5.5m、
そして建物の周囲に通路として1mを確保したいとすると

間口=12m
(家10m+左右に1mずつの通路)
奥行=18.5m
(家12m+裏の通路に1m+駐車場5.5m)

12m×18.5m=222㎡は最低必要になるというわけです。
坪にすると約67坪ですね。

同じ建物でも間口を12mにすると、
土地の間口は14m、奥行きが16.5mで231㎡(約70坪)の土地が必要という事になります。

ということは、120㎡の平屋を建てたい場合は67~70坪くらいの広さでも建てることが可能になるという事になります。

弊社でもたくさん平屋の家を建てさせていただいておりますが、
実は家族4人で住まわれる場合でも100㎡までの広さのお家も多く、そうなれば土地面積が70坪もなくても充分平屋を建てることが可能になります。

(土地形状にもよります)

では土地の向きはどの向きがいいのか?
やっぱり南向きの土地が良いのでしょうか?

現地へ土地を見に行ってみると、南向きの土地は日当たりが良く、印象が良いと思います。
でも、もしその土地に家を建てるとすると
ほとんどの場合、家の前に駐車スペースを確保するので、
いつも安定的に家の中に光を採りこめそうですよね。

でもその土地の南面に大きな窓を付けた場合、
実際に暮らし始めたらどうでしょうか?

道路から家の中が丸見えになってしまうので
確実にカーテンが閉めっぱなしになりませんか?
カーテンが開けられない窓からの光はうす暗く
せっかく南向きの土地を買ったのに
朝からずっと照明なくては過ごせなくなってしまいます。

家の中に光を採りこむには窓の作り方がとても大切で
図面上で見ていると
周囲の環境やカーテンの有無によって変わる明るさについては考えないので
「南側にこれだけ窓があると家の中が明るくなりそう」
と感じてしまうので注意が必要です!

さて、間取りの作り方についてはまたの機会にお話させていただきますが
土地を選ぶ際には
土地の日当たりにこだわる必要は、実はあまりありません。
よっぽどのことがない限り、それは間取りの作り方で解決できるんです。

むしろ南向きの土地よりも
それ以外の土地の方が暮らしやすい間取りが作りやすくなる場合が多く
そもそも日当たりが悪そうな土地は価格が安めに設定されていたり
価格交渉もしやすくなるので
ぜひそのような土地をご検討してみられてはいかがでしょうか。

土地の選び方を間違えてしまうと
コストがムダに多くかかってしまったり
思ったような家が建てれらない事もあるので

土地探しの際には建物も一緒に考えながら
建築会社と一緒に探されることをお勧めします。

もちろん、弊社でも一緒にお探しさせていただきます!