ブログ-blog-

資金計画の前に・・・

今頃、娘の誕生日ケーキ写真を上げていますが、誕生日は2月ではありません・・・(^^ゞ

子供が小さい頃って、思うように働けなくて世帯収入が減るのに、ミルク代やおむつ代はかかるし、どんどん体が大きくなるので洋服もすぐに買い換えないといけないし、入園、入学・・・何かとお金がかかるな~

と思っていたのですが、大きくなっていくとかかる金額がどさっどさっと上がっていきます(>_<)

しみじみ実感するのが高校から・・・

伊賀市は18歳で成人式をすることになりましたね。
18歳で成人とはいえ、立派な大人として独り立ち出来るにはまだまだ。
高校卒業で働くとしても、自動車学校代や入社式用のスーツを用意したり、しっかりとお給料をもらえるようになるまでは、交通費やら生活費を親が賄う事はよくありますし。
大学に行くとなると、まだまだこの先数年は「経済的な親の援助」が必要で・・・。

とはいえ子供の成長を感じるのはかけがえがないもので、子供の成長と共に親も成長させてもらっているなと常々感じている稲岡です。

さて、お家づくりの際にはまず「資金計画」をすることが大切です!とこのブログでこれまで何度か書いてきましたが、

資金計画をする前に、改めて考えておいていただきたいことのひとつには
「老後資金」の事があります。

自分の年金を自分で積み立てるのではなく、
私達現役世代が支払う社会保険料が
高齢者の年金の大部分になっているので、
高齢者の増加に伴ってその負担はどんどん増えていくことになります。

例えば、厚生年金の保険料は2004年は13.58%だったのが
段階的に引き上げられていて、
現在は18.3%にまでなっています!

年金制度には関係ないのですが、
社会保険料も25.14%から31%にまで引き上げられていて、
社会保険料は会社と自分が半分ずつ負担するので
会社員がお給料から天引きされている社会保険料は15%を超えています。

これらはお給料から天引きされているので、
徴収額が増えている事に気付かなかったり、
気付いていても、自分のお財布から出して納めているわけではないので
実感しづらいかもしれません。

今のところ厚生年金の保険料率はこの数字で固定されると公表されていますが
少子高齢化が本格化していく状況で
果たして大丈夫なのでしょうか・・・・
今後20年の社会保障費の伸びを考えると
社会保険料全体の比率は、
40%にまで引き上げられるとも考えられているのです。
(厚生年金が25%、健康保険が15% となる試算のようです)

ということはお給料からの天引きが20%になる、ということも
考えられるわけで、
もしもそうなった場合、今よりも5%手取り金額が減るという事になります。

もちろんお給料がそれよりももっと上がるのであれば良いのですが。

さらには、
公的年金は、2040年代には給付水準が20%程度減るだろう、と
言われているそうです。

給料から引かれる金額は増えるのに、
もらえる金額が減る・・・(>_<)

そのような事を考えると、
やっぱり老後に備えて少しでも貯蓄をしていくべきですし、
出来ることなら夫婦共に働くようにしたいところです。

そして60歳や65歳で引退するのではなく
出来ればもう少し長く働き続けることを前提として仕事に取り組みたいところです。

「人生100年」時代では、
あまり早く引退しても退屈かもしれませんしね(^_-)-☆

嫌な話題ばかりになってしまいましたが、
家づくりの資金計画をする前には
今だけの事を考えるのではなく、
自分たちの老後の事や子供たちの進学の事も考えたうえで
ライフプランをしっかりと建てていただければと思います。