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風通しのいい家

突然ですが秋の味覚のひとつ「むかご」ってご存知ですか?
うん十年生きてきた稲岡は恥ずかしながら知りませんでした。
山に自生する自然薯のツルの葉の根元に出来る小さな肉芽です。
ものすごーく栄養があるらしいですね。

実は先月キャンプに行ったときに
山道を散歩中にこの「むかご」があって
キャンプに連れて行ってもらった友達から
「このツルの根元をたどると自然薯が埋まってるんやで」
と教えてもらったのですが
その時は「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。
私が食べたことないと言ったので
友達が採って持ってきてくれたのです。

さて、このむかご、どうやって食べるかというと
稲岡は湯がいて塩を振って食べました。(それがお勧めだと教えてもらったので)
味と食感は「芋」ですね~少しもっちりとして里芋みたいな感じです。
揚げても美味しいし湯がいたものを炒めても、またむかごご飯も美味しいよ!
と教えていただきました。
皮ごと食べられるので栄養を余すところなくいただけます。

私は、最近でこそ行っていませんが一時期は山登りを趣味としていたので
ちょくちょく山に行っていたにもかかわらず
「むかご」を知らなかったんですよね~。
絶対見たことあるはずですが
花や木に目が行くのにむかごの存在には気づいていなかったんです。
まだまだ知らない事あるんだな~と思いました。

さて、本日のブログの本題です。
お家づくりにおいてもまだまだ知らない事ってありますよね・・・

ということで、本日は家の風通しについてお伝えしたいと思います。

お家づくりを検討している方は
収納は多い方がいい
家事動線はこうするのがいい
など、間取り図を見ながらいろいろと調べて勉強されると思いますが

住んでからの快適性に大きく関わってくるひとつに
明るさ

風通し
があります。

この2つに関しては
土地の日当たりの良しあしにかかわらず中庭をつくると
天候に左右されることなく安定した採光が確保できるようになります。

曇りや雨の日でも照明をつけることなく過ごせたり
気候がいい時期に中庭で過ごすときはもちろんですが
家の中にいても外の空気を感じながら過ごしていただけるようになります。

そして実は中庭があると、想像以上に風が良く抜けるんです。

それはなぜか・・・

中庭は人目を気にせず窓を開けっぱなしにできるからです。
人目を気にする必要がないのでカーテンもいりません。
防犯面が気になって窓を開けられない
ということもありません。

大きな窓からはたくさん風を取り込むことが出来ますが
カーテン必須の窓でこれを実現するのは
よほど人目が気にならないところに家を建てない限りは難しいのではないでしょうか。

中庭があると
その中庭からたっぷりと採光が確保できるので
家の外周部からの採光はそれほど必要なくなります。
ですので、外周部には小さ目のサイズの窓を設置することが多くなるのですが

実は入り口を狭くし出口を大きくする方が
通風効果があがるため
家の中にしっかりと風を通すことが出来るようになります。

中庭は
室内を明るくする効果だけでなく
風通しを良くする効果もあるというわけですね!

ただ、これを実現するためには
外周部の窓も人目が気にならない設計にすることが大切です。

開けっ放しに出来るように、ということですね。

外周部の窓も人目が気になるからカーテンが開けられない、
防犯面から開けっ放しにできない

という窓ばかりだと風通しを良くする効果が少なくなってしまいますから。

もちろん、
花粉症やアレルギーが酷いから窓は絶対開けたくないという方や
高性能な換気システムをしっかり予算をかけて導入するつもりなので
家の風通しは求めない
という方もいらっしゃると思いますが

「やっぱり気候が良い時期や花粉が気にならない時期には
窓をあけて風を通しないな~」
と思う方は今回ご紹介したような考え方があるという事も
ぜひ知っておいていただければと思います。