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家づくりのコストを削減するには その5(収納)

明日からちょっとお休みをいただく稲岡ですm(_ _)m
春に続いてまたもや台湾に行こうとしているのですが(^^ゞ
今回は北の端から南の端まで泊まりながら移動するのでスーツケースではなくリュックです。
なんてカッコよく書いてみましたが
本当の事を言うとLCCなので前回も機内持ち込みリュックのみでした…笑
昨夜、ほぼ荷物の準備をしたところでテレビを見ていると台風6号発生のニュースが…
あらら笑。
ただ、この時期の台湾はほぼ雨らしいので、予想通り。
台風の多い台湾なのでそれも予想通り。
とはいえ、宿泊先も変えながら移動するのにスーツケースを持って行かないので
リュックが濡れたら面倒だなぁと思っていたところ
ふと思い出したのが、山登りしてた時に買ったザック用のレインカバー!
早速かぶせてみるとぴったりだったのでこれで一安心?です(笑)
足元も濡れてもOKなサンダルで。
水陸両用のラッシュガード持って雨の台湾楽しんできま~す!

さて、今日のブログは「収納」についてなのですが

わたし事でいうと
あんまり物を増やしたくないなぁ
と思っているのに、どんどん増えていってしまって困っています(笑)
年齢と共に趣味も変わっていくので
たとえば以前は結構積極的にしていた「山登り」は今ほぼしなくなって
今回のような「現地をめぐる旅」に時間を使いたくなっています。
というように趣味がかわると持ち物って変わりますよね。
山登りと旅は共有できるものも多いのでまだ良いのですが
もし全然違う趣味に代わってしまうともっと増えそう…

家族が多いと収納は多く欲しくなるし
子供たちの年齢によって持ち物も変化してくるので

「家を建てるなら収納は出来るだけ多くつくっておきたい!」

と思っている方も多いのではないでしょうか。

でも収納も作りすぎると面積の増加につながるので
前回のブログにも書きましたが「返済負担」が増加してしまいます。
そして収納に関しては
作り方によってはコストが増えたにもかかわらず収納できる分量はほとんど増えてなかったという事態を引き起こしかねません。

というわけで
ぜひ正しい図面の見方と収納の作り方を知っておいてほしいと思います。

基本として知っておいていただきたいのは

「収納は面積ではなく管理のしやすさ」が大事だという事です。

昔からよくある「押し入れ」を想像してみてくださいね。
奥行きが91cmの押し入れに物を入れると、ほとんどの持ち物は半分くらいの奥行きでおさまりませんか?
つまり、そのままだと床面積の半分しか活用できていないという事になります。
で、奥にはあまり使わないものを置いて手前によく使うものを置くことになると思いますが
その結果、奥に片付けたものは取り出しにくく
そのうちそこに置いたことすら忘れてしまうかもしれません。

「管理しにくい収納」というわけですね。

では、この収納、奥行きを半分にして逆に幅を2倍にしてみてはどうでしょうか。

床面積は同じでも(=コストを増やすことなく)収納の分量は2倍に出来ますよね。
そして手前に物を置くことがないので管理もしやすいというわけです。

棚に関しても
奥行き91cmの収納に棚1段(昔からある押し入れですね)という収納よりも
その半分の奥行きの収納に棚5段つけてみると
壁面を使い切ることで収納量は格段に増えます。

というわけで
収納は「管理のしやすさ」を第一に、
物は「床」ではなく「壁につけた棚」に置くということを頭においていただいて
「床」の広さを追求するのではなく
「壁」を意識していただけたらと思います。

図面で見ると床面積ばかりに目がいってしまうので
収納をたくさん作りたいと思って増やすとその分コストに直結します。

でも
つくり方次第では
せっかくコストを増やして面積を増やしたのに収納できる分量が思ったほど増えてなくて使い勝手が悪かった。
なんてことになりかねないので

ぜひ収納の正しい見方と作り方を覚えておいていただけたらと思います。