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南向きにこだわる?
観葉植物をことごとく枯らしてしまう稲岡です(笑)
我が家が古くて寒いのでどうやら越冬できないようなんです…
というわけで新しい観葉植物を買うのを数年我慢していたのですが…
とうとう?笑 今度は花を買ってしまいました。
何度かこのブログで「庭のない我が家」と書いてきましたが、実は裏の隣家との境界部分にプランター2個分くらいの小さな小さな土の部分があって、これは庭と呼べるのか?笑 という場所なのですが、ここに花を2個置いてみました。右側はダールベルグデージーという小さな可愛い花で、現在ほぼ満開!左側は黄色いハイビスカスで、つぼみがたくさんついていて咲いたら気分があがりそう!
毎日水やりしながら咲くのを楽しみにしています。
何でここに花を置いたかというと、理由があるのですが…それはまたの機会にお話ししたいと思います。え?興味ないって?そんなこと言わずにまた聞いてくださいね(笑)
観葉植物やお花を育てるにしても、たっぷりの日差しが必要ですね。
と思うと、リビングに観葉植物を置いておしゃれに暮らしたい、観葉植物に癒されたい、という方も多いと思いますが、そうなるとやっぱり気になるのが「南向き」だと思いますが・・・
お家の間取りづくりの大前提として、窓を南向きでつくる、部屋の配置を南側に持ってくる、というセオリーがありますが、これが正解なのかは土地によって違ってきます。
例えば住宅地の南側が道路の土地でそのような家を建てると、確かに日が差し込む明るい部屋になりそうですが、道路から丸見えになってしまうので結局カーテンを開けることが出来なくなります。
また、南向きの土地でない場合、南側が近隣の家の影になり充分な光が入ってこない可能性が高くなります。
ですので、弊社ではその大前提に縛られない間取りづくりをご提案させていただいています。
まず、部屋の配置ですが、部屋を南側に配置し水回りを南以外でつくるというのが一般的なのですが、そもそも寝室や子供部屋は南側につくる必要があるのでしょうか。
寝室は「寝るだけの部屋」なので基本的には夜に使う部屋ですし
子供部屋に関しても、昼間は学校に行っていて帰ってきても寝る直前までリビングで過ごすとしたら、やっぱり夜にしか使わない部屋ではないでしょうか。
子供が受験生になったとしても、朝から夕方までずっと光が差し込む明るい南向きの部屋である必要もなさそうです。(明るすぎると結局カーテンを閉めそうですよね)
南側に部屋を配置すると水回りは必然的に北側に配置されるわけですが、実はこのスペースこそ日当たりや風通しが欲しいスペースなのではないでしょうか。
脱衣室で室内干しをしたいならなおさらです。
そしてもうひとつ知っておいていただきたいことは、光は「直射光」だけではないということ。
実はオフィスや店舗は北向きの方が良いと言われていますが、これは北からの光は「天空光」と呼ばれる光で、これは空気中の塵や水蒸気に反射して拡散されていく光で、天候に関係なく安定した光を届けてくれるからです。
室内に安定した光を届けるためには「直射光」だけに頼るのではなく「天空光」をうまく使う事が必要だと知っておいてほしいと思います。
そうすれば「南向き」にこだわることもないですし、土地に合わせた部屋の配置や窓の作り方が出来れば、カーテン必須ではない明るく開放的な住まいを作ることが出来るようになります。
そんな家をつくることが出来れば、暮らしの質もかなり上がるのではないでしょうか。
ぜひ、ご参考にしてくださいね!